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人生初の大きな冒険! 1泊2日のお泊まり会で、幼稚部年長組が仲間との絆を深めました

2026.07.23

幼稚園の年長組は、小学校への入学に向けて、社会性や自立心が飛躍的に伸びる時期です。 玉川学園幼稚部では、お友だちや先生たちと寝食をともにする「お泊まり会」を年長の6月に毎年実施。1泊2日の共同生活を通じて、自立心や協調性を育んでいます。 2026年度は、6月25日(木)〜26日(金)に開催しました。

世界にひとつだけ。自作イラストが描かれた「切り株ホルダー」

梅雨のやわらかな雨が降る朝、自分の身幅よりも大きなリュックを背負って、園児たちが登園してきました。
足元は長靴という、ちょっぴりあいにくの天気ですが、いよいよ待ちに待ったお泊まり会の日です。期待に胸を膨らませた子どもたちは、「おはようございます!」と元気いっぱいに先生に挨拶をして、教室へ入っていきました。

自分たちでリュックをロッカーにしまったら、いつものように「朝の会」です。
「お泊まり会は何が楽しみ?」という先生の質問に返ってくるのは、「お風呂!」「寝る!」「夕ご飯!」という思い思いの答え。玉川学園のお泊まり会は、園児自身がプログラムを考えて先生と一緒につくりあげるのが特徴です。子どもたちの頭の中には、今日と明日の流れがしっかりとイメージされているようでした。

さあ、いよいよ1泊2日の冒険のはじまりです。 まずは、歩いて「STREAM Hall 2019」に向かいます。ここは同じキャンパスで学ぶ玉川大学の「ESTEAM教育」の拠点で、1階は「メーカーズフロア」というものづくりスペース。その一角では、玉川大学工学部の平社(ひらこそ)和也先生が待っていました。
「みんなの絵は、ちゃんとプリントされましたよ」と平社先生。園児たちは、先週の事前学習の際に、自分たちが描いた絵を先生に預けていました。今日は、そのイラストがレーザーで木片に刻印され、世界にひとつだけの「切り株ホルダー」になっていたのです!

平社先生は、子どもたちの目の前でレーザー彫刻を披露し、スペシャルなネームプレートをつくっている3Dプリンターも紹介してくれました。
このネームプレートは、先生が描いたイラストに一人ひとりの名前を添えたもので、夜になると光る仕組みです。教室の電気を消して名前と絵が浮き出ると、子どもたちは「キラキラしてる!」と大喜び。最後は、切り株ホルダーとネームプレートに自分でチェーンをつけて完成させました。

大きな自信につながる、小さな成功体験の積み重ね

お泊まり会では、お弁当は使い捨て容器に入れて持参します。
いつもと違う器での食事ですが、この機会に子どもたちはゴミの分別を学習します。先生に教えられたとおり、食べ終わったら自分で「紙・プラスチック・生ごみ」に分けてお片付け。またひとつ、「ひとりでできること」が増えました。
最後は、みんなで決めたおやつの登場です。「おやつグループ」の園児が、先生と一緒にスーパーに買い出しに行き、今日のために用意していました。

続いて、お布団敷きとお風呂。いよいよお泊まり会の雰囲気が濃くなっていきます。
「ホール」では、先生が「ここをホテルに変身させまーす!」と、「きりん組」の子どもたちに布団の敷き方を説明。2人1組になって貸布団をセットアップしていきます。
一方、先にお風呂に行く「しか組」は、貸切バスに乗って30分ほど離れた「町田桜の湯」に向かいました。

お友だちと一緒にお布団を敷いたり、お風呂で使ったタオルをひとりでハンガーにかけたり。お互いを助け合う協調性や、身の回りを管理する自立心が、さまざまな場面で次々と養われていきました。

緑深まる夜のキャンパス。たくさんの大人たちに見守られて

お風呂から戻ると外は薄暗く、夕食の時間が近づいています。
「そろそろお家が恋しくなる頃かな?」という大人の心配をよそに、子どもたちはまだまだ元気。「お風呂気持ち良かったー!」と笑顔で夕食会場の学食「朔風館」に出かけ、1階に設けられた専用レストランに着席しました。

今日のために用意された「スペシャルごはん」はハンバーグプレートです。ハンバーグに、ブロッコリーとポテトサラダが添えられ、シューアイスのデザートもあります。
先生からご飯のおかわりの説明を聞いて、「イエーイ!」と大喜びする子どもたち。お祈りが終わって「いただきます!」と食べはじめると、会場は一気に賑やかな空気に包まれました。夕食の出発前に学んだ食事のマナーを思い出しながら、みんなで楽しくテーブルを囲みました。

その後、先生方が打ち上げる花火を見ながら、夜のキャンパスを歩いて園舎に戻り、歯を磨いて就寝。翌朝は、みんなでお布団を畳んで運び出し、貸布団会社の方にきちんとお礼も伝えました。
朝食後に自分の荷物をまとめたら、最後はクラスみんなで元気よくお遊び。こうして全プログラムは終了しました。

このお泊まり会は、コロナ禍の時期を除いて毎年続けられている、幼稚部年長組の伝統行事です。
今年も子どもたちは班に分かれ、3週間かけて準備をしてきました。玉川大学工学部の先生や朔風館のスタッフなど、協力いただく方々のところへお願いにも伺いました。

新緑が美しく、生き物の活動が活発になる季節。朝・昼・夜と表情を変える玉川の丘に身を置き、お友だちや先生と時間を共有するだけでなく、多くの大人と関わりながらたくさんのことを「ひとり」でやり遂げました。
お泊まり会で得た大きな自信と輝かしい思い出は、これからの成長に欠かせない協調性、自立心、探究心の糧になるはずです。

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