『全人』2026年1月号 No.911より
2026年1月号 No.911
1月号の巻頭特集は「ともに学ぶ」。学年や分野を超えて、キャンパスの内外で学び合いの場を創出する、玉川学園・玉川大学の4つの教育実践を紹介します。合わせて「共創する人を育む『師弟』のかたち」と題して、分野を超えた共同研究に取り組む若手教員の座談会も収録しました。「玉川の先輩を訪ねて」では、古街道研究家の宮田太郎氏にインタビュー。国内外で多くの古道や遺跡を発見する探究心の原点となった多摩丘陵での少年時代や、創立者・小原國芳との思い出について振り返りました。「CAMPUS TOPICS」では、内閣府「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」でのK-12の活動や、育種学者・禹長春博士が提唱した「禹の三角形」モデル構築90周年記念国際シンポジウムについて報告します。このほか、11月8、9日に開催された玉川大学コスモス祭を多数のビジュアルで詳報。今月も玉川教育の最新情報をお届けします。
表紙写真=岩崎美里

-
教育学部の吉澤小百合非常勤講師が授業内容を紹介したのち、学生がブックトークを行った。学年を超えた連携はワンキャンパスならでは園児・児童・生徒の読書活動と探究活動を支えるMMRCでは、2023年度より「K-16が本でつながる」をキーワードに掲げ、読書をする楽しさを再発見し、図書館利用の推進を図る玉川大学とのK-16育連携企画を実施しています。
同企画は教育学部 吉澤小百合非常勤講師、青山比呂乃非常勤講師が担当する司書教諭課程「読書と豊かな人間性」「学校指導と学校図書館」の受講学生がMMRCで選んだ本を、4、5年生各教室にブックトラックで貸し出すもの(11月17日~12月12日)。
学生は1クラス40冊の選書に臨み、各書の紹介カードを作成。カードは本に貼られ、廊下にも掲示されました。K-16教育連携企画「プチ図書館」
Primary Division4、5年生×学生
P11 -
卒業後に京都で僧侶となったが、ふるさとの風景を求めて多摩に戻った宮田氏。ニュータウン開発により壊されていく多摩丘陵を見て、地元での聞き取り調査や市議会への働きかけを行い、多摩市の古道の発掘調査を実現させた道とは単に場所と場所をつなぐ線ではなく、人間の暮らしや文化、歴史、そして記憶を運ぶ壮大な装置だと思います。私はよく、古道をレコード盤の溝に例えています。私たちが針となってその溝をたどるとき、そこに刻まれた先人たちの膨大な過去の記憶が再生されるのです。
(中略)振り返れば、私の探求心の原点は玉川の自由な学び舎にあります。何にも縛られず、興味の赴くままひたむきに過ごしたあの時間があったからこそ、考古学や天文学、そして「道」という壮大なテーマに出会うことができたのです。玉川の先輩を訪ねて 106
古街道研究家 宮田太郎
P28
目次
- [特集]ともに学ぶ
教員座談会 共創する人を育む「師弟」のかたち
工学部 平社和也 × 芸術学部 堀場絵吏 × 芸術学部 八木澤桂介
サンゴAIプロジェクト
K-16教育連携企画「プチ図書館」
下田プロジェクト
K-16連携スポーツイベント交流企画 - TAMAGAWA GAKUEN NEWS
- 玉川大学コスモス祭2025
- Scenes from Tamagawa 音楽祭「第九」練習
- CAMPUS TOPICS K-12の生徒が地方自治体首長と意見交換
内閣府「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」への参画 - CAMPUS TOPICS 「禹の三角形」モデル構築90周年記念国際シンポジウム
「禹の三角形」が農学・植物科学に語りかけること - 学生へ 8 本当の豊かさとしての「富」とは … 小原一仁
- 史料は語る 36 「師弟同行」 … 白柳弘幸
- 玉川の先輩を訪ねて 106 古街道研究家 宮田太郎
- キャリアナビゲーション’25
日機装株式会社 坂本有紀枝さん + 就活Q&A - Book Review 241 『舟を編む』 … 土橋由布
- 教育博物館館蔵資料紹介 393 「小原國芳 筆跡」 … 栗林あかね
- 玉川の仲間たち 「サトイモ」 … 飛田有支