全人最新号目次&バックナンバー

『全人』は玉川の教育をつたえる広報誌。毎号、「科学」「環境」「就活」「音楽」「家族」など、ひとつのテーマを特集して編集。特集には話題の研究者や作家のインタビューや寄稿を掲載し、教育現場の今と社会の接点を探ります。連載では、K-12、大学、通信教育の動向をお届けし、行事やニュースも報告。教員によるブックレビューや学生生徒のリアルな声なども載せ、読みごたえ十分です。
2023年5月号 No.882
教育信条に「国際交流」を掲げ、創立期より世界各国の人々や学校間の交流を大切にしてきた玉川では、海外の児童生徒学生と交流し、体験を通して学ぶプログラムを数多く設けています。新年度最初の5月号では、海外提携校や研修・留学プログラムの紹介、国際交流のあゆみなどを特集。副学園長・副学長の小原一仁教授と文学部の小田眞幸教授による対談も収録しています。ひさびさに対面開催が実現した2022年度「玉川学園展・ペガサス祭」を報告。「研究エッセイ」は“STREAM Hall 2019 メーカーズフロアの試み”と題して、工学部 平社和也講師が携わったものづくりを支援する工夫と実践などを振り返ります。
表紙写真=岩崎美里

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アメリカで学んだ経験を持つ小原一仁副学園長・副学長と小田眞幸文学部教授。創立者小原國芳に始まる、玉川がめざす異文化理解のあり方や向き合い方を語り合った
小原 私は「英語ができる=国際交流、異文化理解ができる」とする誤った言説や英語コンプレックスが気になっています。創立者小原國芳は日本人の西洋崇拝に著書で苦言を呈していますが、私はこれを「西高東低」と呼んでいます。この西高東低が「英語がすべての問題を解決する」「西洋文化は正しい/進んでいる」という短絡的な誤解を生んでいると感じます。 小田 「西高東低」は言い得て妙です。たしかに日本では教育において国際交流、異文化理解を考える際、西洋、ともすると英語圏に話を限定しがちです。 小原 地球上に6,000を超える言語があるそうですから、そのひとつをもって世界を知ることはむずかしいはずなのですが……。 小田 K‐12ではドイツ、台湾の学校と交流を実施していますし、大学のELFプログラムは、英語を学ぶものでありながら、英語話者の多様性を強調しています。
対談 副学園長・副学長 小原一仁 × 文学部 小田眞幸
自他の「異」を踏まえて合意の道筋を探る学びを p8 -
STREAM Hall 2019の1階に設けられたメーカーズフロアは、玉川大学の異分野融合のものづくりの拠点。2020年4月の開設時から23年3月まで常駐し、学生のものづくりを支援してきた工学部平社和也講師
分野を超えたものづくりの推進には、過去の活動の知見をまとめてモデル化し、将来に繋げることが不可欠です。異分野融合の学びで何が得られるか、いかに取り組めば、専門の異なるメンバーでプロジェクトが発展するか。既に多くの分野で研究されていますが、メーカーズフロアというユニークな場所を舞台に起こっていることを研究すれば、何か新しい知見が見つかるはずです。当事者の立場から、他の先生方のご協力も得ながら研究を深めるつもりです。 メーカーズフロアを離れた私ですが、今後は1人の研究者、また授業で利用する教員として、異分野融合のものづくり拠点の発展を応援していきたいと思います。
研究エッセイ
「STREAM Hall 2019 メーカーズフロアの試み」
平社和也 P26
目次
- [特集]国際交流・異文化理解
提携校・国際交流Map
Pick up! 海外提携・交流校
Welcome! 国際教育センター
対談 副学園長・副学長 小原一仁 × 文学部 小田眞幸
自他の「異」を踏まえて合意の道筋を探る学びを
国際交流のあゆみ - 第94回創立記念日 全学教職員の集い 理事長挨拶抄録
新年度にあたって 小原芳明 - 工学部デザインサイエンス学科始動!
リベラルアーツ学部、ダブルフィールド制スタート!
新学部長、新教育部長の就任 - TAMAGAWA GAKUEN NEWS
- 2022年度 玉川学園・玉川大学 卒業生代表スピーチ
- 2022年度 玉川学園展 & ペガサス祭
- 史料は語る 9 「地球は私たちの故郷です」…白柳弘幸
- 玉川玉手箱 40 私は町の何でも屋…成川康男
- 研究エッセイ STREAM Hall 2019 メーカーズフロアの試み…平社和也
- 研究室訪問 22 工学部 青野修一
- キャリアナビゲーション’23
株式会社阪急交通社 田島佳奈さん+就活Q&A - Book Review 212 『I Wish You More』…上田よう子
- 教育博物館館蔵資料紹介 364 「斎藤実筆蹟」…菅野和郎
- 玉川の仲間たち 「タンカン」…浅田真一
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『全人』2023年4月号 No.881より
2022年度は多くの学校行事が3年ぶりに対面で開催されました。教育研究活動やクラブ・委員会などの課外活動、海外留学や研修なども再開となり、キャンパスはコロナ禍前の日常に戻りつつあります。4月号では22年度に輝かしい成果をおさめた児童生徒学生、そして先輩たちの活躍を特集します。「玉川の先輩を訪ねて」は高等部1992年の卒業生で茶道家として活躍する味岡宗靖さんが登場。「EDUCATION REPORT」では志賀高原で行われた7年生、8年生のハンネス・シュナイダー スキー学校の模様を報告します。
表紙写真=岩崎美里 -
『全人』2023年3月号 No.880より
多摩丘陵のゆるやかな勾配と、住宅地と農耕地が近接した里山に面積約61万平方メートルのキャンパスを有する玉川学園。巻頭の「丘に学ぶ」特集では、玉川の丘で展開されるK-12・大学の教育活動を取り上げました。丘のいきものたち、丘から見える山並み、玉川の桜も紹介しています。「実践レポート」では玉川学園オーケストラ部が2010年から取り組んでいる、北海道・東北での訪問演奏活動を顧問をつとめる鈴木孝春教諭がふりかえりました。「研究室訪問」には小売りマーケティングを研究する、経営学部の矢野尚幸准教授が登場します。
表紙写真=岩崎美里 -
『全人』2023年2月号 No.879より
玉川と第九の関係は、1936年オリムピック蹴球選手送別演奏会における第九合唱に生徒が参加したことから始まりました。2022年12月20日、コロナ禍の中断をへて3年ぶりに対面で開催された、大学1年生による「音楽祭」を特集。学内各所に分散しての練習風景のレポートと、指導教員、学生のインタビューをお届けします。つづいて22年12月1、2日に開催されたPrimary Divisionの「K-5音楽祭」を写真とともに伝えます。「RESEACH REPORT」は、イデア書院設立100周年&児童百科辞典刊行90周年記念講演会を報告。講演抄録「日本スポーツの未来と展望」にはスポーツ庁の室伏広治長官が登場。スポーツ行政のトップとして、元アスリートとして、教育学部保健体育専攻の学生たちに語りかけたメッセージを収録しました。
表紙写真=岩崎美里 -
『全人』2023年1月号 No.878より
金融、製造、農林漁業、物流、医療など、生活に身近な多くの分野で人工知能(AI)の導入が進んでいます。AI技術がより拡大・浸透する未来をみすえて、玉川大学が2021年度にスタートさせた「数理・データサイエンス・AI教育プログラム」を特集。担当教員と学生のインタビューにくわえて、「保育」「農業」「計算知能」「心理学」の分野で、データを活用した本学教員の研究内容を解説します。3年ぶりに対面で開催された「玉川大学コスモス祭2022」を写真で振り返るとともに、2021年度につづいて開催され、最先端のフルコンサートグランドピアノが披露された「奏學祭2022」を紹介します。
表紙写真=岩崎美里 -
『全人』2022年12月号 No.877より
1922(大正11)年、玉川学園創立者の小原國芳が東京市牛込區山伏町(現新宿区)に創設したイデア書院を特集します。1919年より成城小學校で新教育を実践するとともに、学校経営を支え、良書を届ける社会貢献として興したイデア書院創設100年を記念して、玉川大学出版部へと継承された出版事業と、玉川学園・玉川大学の歴史を振り返ります。「研究エッセイ」はK-12 森研堂教諭、矢崎貴紀教諭が「高大連携を深める『理数探究』」と題し、2022年度より始まった連携授業を紹介。教育学部 杉山倫也教授は2021年6月に召天された恩師を偲び、「玉川の全人教育と土山牧民先生」を寄稿。幼稚部から大学生までが一堂に会した「第94回体育祭」の模様は、児童生徒学生の作文と写真で紹介します。
表紙写真=岩崎美里 -
『全人』2022年11月号 No.876より
有数の「森林資源大国」日本。国産木材は高温多湿の気候に適して、美しく、耐久性に優れた建築資材との再評価を受け、近年は木材自給率が上昇中。脱炭素社会の実現を掲げる国の後押しもあり、国産木材の活用が注目を集めています。玉川学園が2022年度にスタートさせた、玉川産木材Tama Treeを活用する「Tamagawa Mokurin Project」。教育活用の実践や関連施設を特集します。「EDUCATION REPORT」ではK-12ラグビー部・サッカー部が今夏取り組んだ合同合宿を、「ALUMNI REPORT」では卒業生が参加した礼拝堂外壁化粧労作を報告します。
表紙写真=岩崎美里 -
『全人』2022年10月号 No.875より
「歌に始まり歌に終わる」と形容されるほど、玉川学園には生活の中に歌が根づいています。校歌や礼拝での讃美歌をはじめ、歌集『愛吟集』におさまる数々の歌をたがいに響かせ合う毎日の生活こそが、大きな舞台で輝くための基盤となります。音楽祭は長きにわたって大切につづけられてきた学園行事のひとつ。3年ぶりに観客を入れてのホール開催が実現した6〜12年生の音楽祭を特集します。「EDUCATION REPORT」は3年ぶりに実施された3、4、6年生の林間学校の模様を報告。「研究室訪問」には舞台美術家であり、劇空間デザインを研究する芸術学部 二村周作教授が登場。「史料は語る」では、学術研究所 白柳弘幸特別研究員が「玉川っ子」と書かれた色紙を取り上げ、創立者小原國芳がこめたメッセージなどを紹介します。
表紙写真=岩崎美里 -
『全人』2022年9月号 No.874より
玉川学園9年生(中3)の必修科目「学びの技」は、教育12信条に掲げる「自学自律」「学的根拠に立てる教育」「労作教育」などの伝統を礎に、教員が開発した独自の探究学習です。学校図書館を活用した手法や仕組みを、教員や生徒のインタビューとともに紹介します。「TAMAGAWA’S PAST and PRESENT」で今年5月、千葉工業大学に史料を寄贈した経緯と、両校の歴史などを振り返ります。「実践レポート」ではアーティスト・イン・レジデンスで玉川に滞在し、作品制作に取り組んだアーティスト、パスカル・ウェーバー氏の活動を芸術学部 中島千絵教授が報告。翻訳家 松岡和子氏を迎えた特別公開講座「シェイクスピアって面白い?」の抄録を掲載しています。
表紙写真=岩崎美里 -
『全人』2022年7/8月号 No.873より
「真・善・美・聖・健・富」の6つの価値を調和的な創造を教育の理想に掲げる玉川学園・玉川大学では、心身をバランスよく育む健康教育=「健」の教育を重視し、教科学習や課外活動、体育祭などの行事や日々の生活の中に、デンマーク体操やスキー教育などを取り入れました。創立者小原國芳の言葉が、アスリート人生に影響を与えたと語るスポーツ庁長官室伏広治氏の巻頭インタビューにつづいて、「健」の教育を実践する体育科教員をはじめ、生徒・学生にも話を聞きました。「EDUCATION REPORT」では体育会・文化会などのクラブが初めて取り組んだ「課外活動合同説明会」の様子を紹介。学術研究所 白柳弘幸特別研究員が創立者ゆかりの品々を語る新連載「史料は語る」がスタート。英語による解説も併記しています。
表紙写真=岩崎美里 -
『全人』2022年6月号 No.872より
玉川大学は、学びのフィールドを学外に広げた
地域・社会連携
に取り組んでいます。巻頭の「地域にかかわる」特集では、東京スリバチ学会会長 皆川典久さんのインタビューにつづいて、教育学部、リベラルアーツ学部、観光学部、芸術学部の実践などを紹介。「玉川の先輩を訪ねて」は演劇の街・下北沢にある本多劇場グループの総支配人をつとめる本多愼一郎さん(高等部1994年卒)に話をうかがいました。「EDUCATION REPORT」は観光学部の学生が企画し、実現させた「ASEANオンライン料理教室の旅」を報告。「研究室訪問」は2021年度から経営学部で指導する田中美和准教授が登場します。
表紙写真=岩崎美里 -
『全人』2022年5月号 No.871より
2022年4月、玉川学園は93回目の創立記念日を迎えました。新年度号のテーマは「これからの玉川」。巻頭では小原芳明学長・学園長と異分野融合のESTEAM教育を担う若手教職員による座談会「分野を超えた学びを実現するために」を収録しています。つづいてK-12・大学の取り組みのほか、新しい大体育館・屋内プールの建設計画など、創立100周年にむけたキャンパス整備の進捗などを報告。「EDUCATION REPORT」は2本立てで、オンラインの同日開催となったK-12の「玉川学園展・ペガサス祭」と、貝印株式会社と連携した「7年生 技術・家庭科特別授業」を紹介。連載開始から12回目となる「研究室訪問」には、文学部 冨士池優美教授が登場します。
表紙写真=岩崎美里 -
『全人』2022年4月号 No.870より
生き方、価値観が多様化した現代、子ども一人ひとりの個性が等しく尊重され、親子でともに健やかでいるために、親にできることとは。社会や学校はどうあるべきか。巻頭の「親子をかんがえる」特集では、保育者・教員養成に携わる教育学部の教員にさまざまな視点から「親子」について語っていただきました。「玉川の先輩を訪ねて」には、作家・ゲーム実況者として活躍する賽助さん(文学部芸術学科2003年卒業)が登場。演劇からコント、ゲーム実況、作家活動へと表現手段を広げるきっかけや思いなどをうかがいました。「EDUCATION REPORT」は芸術学部芸術教育学科 卒業プロジェクト2022を、「RESEARCH REPORT」はHuman Brain Science Hall 竣功記念講演会を報告しています。
表紙写真=岩崎美里 -
『全人』2022年3月号 No.869より
新型コロナウイルス感染症拡大により、オンラインの授業や行事、海外留学・研修、インターンシップなどが定着し、三密を回避する教育研究活動が日常となりました。巻頭は「玉川の輝き2021」をテーマに、制約の多いコロナ禍においても、ひときわ輝いた児童・生徒・学生・教員を特集。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開閉会式アナウンサーをつとめた、卒業生の関野浩之さんにもお話をうかがいました。「研究エッセイ」はリベラルアーツ学部の山田亜紀助教が「STEAM教育の現場を見る」と題して、海外の事例、実践などを報告。「令和3年度 礼拝献金についてのご報告」も掲載しています。
表紙写真=岩崎美里 -
『全人』2022年2月号 No.868より
総合的な人間理解のための「心」の解明を掲げ、先端の脳研究に取り組む玉川大学脳科学研究所(脳研)。巻頭では「脳科学の扉」をテーマに、2021年に新拠点Human Brain Science Hallが竣功し、よりひらかれたラボへと深化する脳研を特集。ミシガン大学北山忍教授の講演抄録「脳からみた心と文化」につづいて、研究者たちが素朴な疑問に回答する「脳科学相談室」番外編などを収録しました。「RESEARCH REPORT」は21年12月のTAP設立20周年記念シンポジウムを報告。ESTEAMエリア完成記念として開かれた、卒業生で美術家の坂上直哉氏の講演抄録も掲載しています。
表紙写真=岩崎美里 -
『全人』2022年1月号 No.867より
巻頭は「ELFの可能性」をテーマに、授業や研究の実践を通して英語教育を探究する玉川大学ELFセンターを特集。グローバル化社会のコミュニケーションで求められる英語力とはなにか。ESTEAM教育の一翼を担い、2022年度で開始10年を迎える玉川独自の英語教育、ELFプログラムの今と未来を考えます。昨年度の中止を乗り越え実現した「コスモス祭2021オンライン」。2ページにわたり、各祭典の優秀作品と、関わった学生のコメントを掲載しています。「研究エッセイ」ではIB Programs Divisionの大澤誕也教諭が、HIPHOPの学習と並行して初の単独発表に取り組んだIB体育祭演技発表の軌跡を報告します。
表紙写真=岩崎美里 -
『全人』2021年12月号 No.866より
科学Science、技術Technology、工学Engineering、数学Mathematicsを統合的に学ぶ「STEM」を基盤に、自由な発想力、豊かな創造性をつちかう芸術Arts、グローバル化社会の共通言語としてのELF(English as a Lingua Franca)を融合する「ESTEAM教育」を推進する玉川学園・玉川大学。巻頭の「ESTEAM教育の展望」特集では、異分野融合の学びを実現するESTEAMエリアの完成を記念したコンサート「奏學祭」をはじめ、K-12児童・生徒による「Song for SDGs」「四面体タイル定理デザイン」などの取り組みを紹介しています。新型コロナウイルス感染症拡大防止対策により、日程を分けて開催された伝統行事「第93回体育祭」を、児童・生徒・学生の作文とともに報告します。
表紙写真=岩崎美里 -
『全人』2021年11月号 No.865より
巻頭の「未来の人材」特集では、未来で求められる人材、力とは何かを考えます。渋滞学者で知られる西成活裕教授には「VUCAの時代とT字型人間」をテーマに、理想の人材像を語っていただきました。「学生たちの声」では8学部の学生にインタビュー。将来の夢やコロナ禍の学び、就職活動の実際などを聞きました。「玉川の先輩を訪ねて」は、スキンケアシリーズの華密恋や長野県池田町にある宿・八寿恵荘を運営する株式会社SouGo代表の北條裕子さん。玉川での思い出や仕事の目的などについてうかがいました。全人教育提唱100年記念シンポジウム(9月12日開催)の模様は「RESEARCH REPORT」で抄録しています。
表紙写真=岩崎美里 -
『全人』2021年10月号 No.864より
地球上にさまざまな恩恵をもたらす生命のみなもとである「土」。世界の食料の約95%を生産し、環境保全と生態系を守る役割を担う土や土壌を特集します。土や土壌を理解し、親しむための基礎知識や、土に息づく作物・生物たち、学園周辺の地理や歴史、工芸品への発展などを切り口に本学教員にうかがいました。「EDUCATION REPORT」はK-12 Primary Divisionが昨年度の中止を経て、2年ぶりに行ったサマープログラムを紹介。「EDUCATION ANALYTICS」は2020年度 大学IRコンソーシアム学生調査をもとに、コロナ下の学びと学生生活を分析します。
表紙写真=岩崎美里 -
『全人』2021年9月号 No.863より
2021年度から、「音楽学科」「アート・デザイン学科」「舞踊・演劇学科」の3学科体制でスタートをきった玉川大学芸術学部を特集。アートを通じて成長し、アートを介して社会貢献できる表現者、教育者、理解者を育てる授業実践を紹介します。「研究エッセイ」では芸術学部の村山にな教授が、社会や環境の変化と密接にかかわるアートのあり方を問い、現代アートにおける表現の変遷などを探究します。9月号から新連載「ものづくり図鑑」がスタートしました。玉川の施設・設備を活用し、学部や専門領域の垣根を越えて完成した成果物を取り上げます。教育博物館の白柳弘幸専門スタッフによる特別寄稿「台湾にみる全人教育のひろがり」も収録しています。
表紙写真=岡村隆広 -
『全人』2021年7/8月号 No.862より
「自ら考え、自ら体験し、自ら試み、創り、行うことによってこそ、真の知育、徳育が成就する」とは、玉川の教育12信条のひとつである労作教育の意義を語った創立者小原國芳の言葉です。巻頭では、玉川学園・玉川大学が推進しているものづくりを通じた教育活動とその成果、各施設を特集します。「玉川の先輩を訪ねて」には、ヘリンボーン柄の器で注目を集める陶芸家の池田大介さんが登場。中学部から大学まで過ごした玉川での学び、作家として独立するまでの思いなどを振り返ります。「EDUCATION REPORT」では田端遺跡敷石再移設労作を紹介。教育学部の学生たちが取り組んだ、縄文時代の遺跡の再移設について報告します。
表紙写真=岩崎美里