『全人』2026年3月号 No.913より
2026年3月号 No.913
3月号の巻頭特集は「玉川の邁進」。ラグビー部、陸上競技部、弓道部、自由研究「生物学」、サイエンスクラブで躍進したK-12の生徒たちと、次世代自動車を研究する工学部、資格取得にのぞむ経営学部国際経営学科、全国大会で3部門3冠を達成した体育会ダンスドリルチームJULIASで活躍した学生を特集します。「研究エッセイ」はフィリピンなどと連携し、バナナとカカオの病害に挑んだ国際共同研究「SATREPS BaCaDMプロジェクト」の成果を農学部の渡辺京子教授が報告します。今月も玉川教育の最新情報をお届けします。
表紙写真=岩崎美里

-
もともと昆虫が好きだったという高口さん。剣道部主将でもある自由研究「生物学」に所属する高口博之助さん(Secondary Division11年)が、科学技術に関する課題研究のコンテスト「JSEC2025(第23回高校生・高専生科学技術チャレンジ)」で、テレビ朝日奨励賞に輝きました。
研究の出発点は再生医療への関心です。成体でも損傷した組織を完全に再生させる能力を持つイモリに注目し、アカハライモリで実験に取り組みました。腹部の皮膚(赤)を背部に移植し、その中央を切除すると、再生皮膚は背部の皮膚(黒)と同じ色に。この実験によって再生が、2層からなる皮膚の中でもより奥にある「真皮」の細胞群で行われたことが示唆されました。「アカハライモリの皮膚再生の謎に迫る」
P6 -
2021年、フィリピン・セントラルルソン州立大学と国際共同研究の協定を締結。コロナ禍のため調印式はオンライン上で行った私の専門である植物病理学(Plant Pathology)は植物の病気を研究する学問です。植物保護学や植物医科学とも呼ばれ、アメリカなどでは独立した学科として設置されるほど体系的な分野でもあります。植物病害の8割はさまざまなカビ(真菌)が原因で、その一部が私の研究対象です。
病気を理解するには、植物の生理や栽培に関する知識に加え、病原体(ウイルス、カビ、細菌、センチュウなど)の分類、生活環(ライフサイクル)、代謝まで幅広い知識が求められます。1人の研究者がすべてを網羅するのはむずかしく、複数の専門家が連携して作物の健全な生産を支えています。研究エッセイ
バナナとカカオの病害に挑む植物病理学 渡辺京子
P24
目次
- [特集]玉川の邁進
- K-12 ラグビー部/陸上競技部/弓道部
自由研究「生物学」/サイエンスクラブ - 大学 次世代自動車の走行性能を競う大会で金字塔
経営学部国際経営学科マーケティング戦略コースの実績
ダンスドリルチームJULIAS、日本の頂点へ - 令和7年度 礼拝献金についてのご報告
- TAMAGAWA GAKUEN NEWS
- EDUCATION REPORT
自由研究支援ページ「ぱすけん」の発信
K-12国際プログラム2025 - CAMPUS TOPICS
5年生 ハンネス・シュナイダー スキー学校
2025 Winter Illumination - 史料は語る 38 「汝等は地の塩なり 世の光なり」 … 白栁弘幸
- 学生へ 9 学びに没頭する時間 小原一仁
- 玉川発見伝 47 牛舎 続編 モリナガ・ヨウ
- 耕す人 4 6-8年生 自由研究・生物(園芸)
- 研究エッセイ
バナナとカカオの病害に挑む植物病理学 … 渡辺京子 - 研究室訪問 50 教育学部 関畑崇之
- 生涯学べ 93 NPO法人うちのの館館長 川村優理
- キャリアナビゲーション’25
株式会社JALスカイ 真々田凌介さん + 就活Q&A - Book Review 243 『くれよんのくろくん』 … 日比野 徹
- 教育博物館館蔵資料紹介 395 「馬乗人形」 … 菅野和郎
- 玉川の仲間たち 「キジ」 … 關 義和