OECD TALIS/ITP調査が行われ、OECD訪問団が玉川大学・玉川学園を訪れました。
OECDが実施するTALIS/ITP調査が行われ、9月8日(木)、OECD訪問団の一行が本学を訪れました。この来訪は、OECD国際教員指導環境調査(Teaching and Learning International Survey)の一つとして、日本における教員初期準備調査(INITIAL TEACHER PREPARETION STUDY)を目的として実施されたものです。
当日は、専門家チームとして、OECD所属の専門家2名とITP専門家の2名、そして独立行政法人教員研修センターのスタッフの方々が、玉川のキャンパスを訪れました。本学からは、教師教育リサーチセンターをはじめ、教育学部、K-12の先生方が出迎え、インタビュー調査に応じました。
調査は、主に「教員養成課程から初任者研修」について行われ、優れた人材を教員養成に誘導するシステムや人材の選抜、資質能力の形成から教職課程の質保証までと、多岐にわたりました。ここでの調査された内容は、今後の教員養成プログラム改善の革新的な事例の一つとして、世界の政策立案者や実務家にも提供されていきます。今回、調査対象校の一つとして本学が選ばれたことは、玉川の教育、取り組みを伝える機会としてだけでなく、質の高い教員養成と大学の役割を再認識するうえでも意義深いものとして期待されます。


こうした調査・視察は70年ぶり、1946(昭和21)年の米国教育視察団の受け入れにさかのぼります。戦後の教育改革の第一歩として、当時の玉川学園が新しい時代を迎えて、教育立国日本を建設しようとみなぎっていた、まさに自らの教育を伝える絶好の機会となりました。
今回、70年ぶりにご訪問いただいた訪問団の皆様と、当時と同じ場所で記念撮影をしました。