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日本とデンマークとの外交関係樹立150周年に際し、駐日デンマーク王国大使より、玉川学園へ向けたメッセージを頂きました

2017.12.22

2017年、日本とデンマークは外交関係樹立150周年を迎えました。玉川学園は、オレロップ国民高等体操学校との交流をはじめとして同国と長く交流しています。10月14日の第89回体育祭開催に寄せて、駐日デンマーク王国大使・フレディ・スヴェイネ閣下から頂いたメッセージを紹介します。

  • 原文は英語

駐日デンマーク王国大使 フレディ・スヴェイネ閣下
Freddy Svane, Ambassador of Denmark in Japan

個性なき人など誰一人としていない。これは小原國芳先生が玉川学園を創られた礎であり、集団で行う体操が称えるものでもあります。私たちはこの体操を通して、己を知り、同時に自分が自分よりも大きいものの一部であると悟ることができます。これは、玉川学園が大切にしてきたことであり、約90年前に体操チームを率いて来日したニルス・ブックが抱いていた思いと同じです。皆さんが今もこうして、この体操の伝統を今も大切にしていることを、ニルス・ブックは誇りに思っていることでしょうし、私も誇りに思います。

今年は日本とデンマークの外交関係樹立150周年を祝う年です。両国は、長い間、共に歩んできました。1931年にニルス・ブックの体操チーム一行が日本を訪問したことは、その中の素晴らしい交流の一例でしょう。本日、両国、そして玉川学園とオレロップ国民高等体操学校との友情を祝う場に私自身が参加できないこことを、とても残念に思います。

本日は、私たちは健全なる個人と健全なる集団を祝福します。この体操は個人と集団の両方を成長させるための理想的な手段であり、協調性を高めるための最良の方法でもあります。スポーツを通じた交流は、日本とデンマーク両国のこれから先の友情を深めるための道筋となります。いつか皆さんの中の誰かがデンマークを訪れ、日本のすばらしい伝統を私たちと今まで以上に共有し、またデンマークから新しいアイディアを持ち帰ってほしいと思います。そうすることが、本日お祝いしているような私たちの素晴らしい友情をより一層発展させると信じています。

今年、私たちは日本とデンマーク両国の150年にわたる友情を祝いました。これから次の150年、この友情が続くことを楽しみにしています。そして150年後の2167年にも、玉川学園でこの体操が実施されていることを私は確信しています。

素晴らしい体育祭が開催されますように。そして共に学ぶ事、協働することに喜びがありますように。

駐日デンマーク王国大使
フレディ・スヴェイネ

来日したニルス・ブック一行 1931(昭和6)年9月

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