デンマーク体操の第一人者 ニルス・ブック氏を日本で初めて招聘 日本とデンマークの外交関係樹立150周年を記念して
1931(昭和6)年、玉川学園はデンマーク・オレロップ国民高等体操学校(現・オレロップ体操アカデミー)の創始者で、デンマーク体操(基本体操)の考案者でもあるニルス・ブック氏と一行26名を日本で初めて招聘しました。
創立者 小原國芳は、玉川学園の児童・生徒の健康教育のため、デンマーク体操の第一人者を招きました。玉川学園でデンマーク体操を披露したのが9月13日、翌14日に成城学園、15日に自由学園で披露し、その後は秋田から福岡まで日本全国40数カ所をまわり、約48日間に渡って実演と講演を行いました。その結果、ラジオ体操にもデンマーク体操の一部が取り入れられるなど、日本の体操界に大きな影響を与えました。玉川学園には、東洋で唯一のデンマーク体操の分校が設置されています。
1950(昭和25)年6月18日に、「ニルス・ブック70回誕生記念祭」を玉川学園で開催。記念祝賀会、記念芸能発表会、デンマーク研究展、デンマーク文化講演会など、玉川学園挙げての行事となりました。小学部・中学部・高等部・大学と全学的にデンマークに関する特別学習が実施されました。小学部生も約1カ月に渡って総合学習としてデンマーク研究に取り組み、発表を行いました。
1975(昭和50)年10月3日より31日までの約1カ月間にわたり、デンマーク・オレロップ体操チームを日本に再び招聘。オレロップ体操チームは、10月12日に本学体育祭に参加。さらに本学の児童、生徒、大学生たち対象にワークショップを開催してくれました。
このように日本とデンマークの関係を形づくった玉川学園の取り組みを、日本とデンマークの外交関係樹立150周年を記念して、写真で紹介します。ぜひご覧ください。
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デンマーク体操と玉川学園
ニルス・ブック70回誕生記念祭
オレロップ国民高等体操学校創立50周年祭に参加(デンマーク)
デンマーク・オレロップ体操チームを再び招聘 1975(昭和50)年
デンマーク・オレロップエリートチーム来日 2015(平成27)年10月
ニルス・ブック像の建立 (オレロップ国民高等体操学校の「東洋分校」80周年)
玉川学園キャンパス内 記念体育館前 2011(平成23)年