産学官連携 事業化スタート 南さつま市の地域特性を活かした製品開発 2019年11月ポンカンリキュール「ポンカのんが」商品化へ

2018.11.19

(写真中央)南さつま市 本坊輝雄市長
(写真左)萬世酒造株式会社 今村五雄代表取締役社長
(写真右)玉川大学 小原芳明学長

玉川大学(東京都町田市)小原芳明学長は2018年11月1日(木)、本坊輝雄氏(鹿児島県南さつま市長)を訪問し、地域連携協定から発展した今村五雄氏(萬世酒造株式会社代表取締役社長:鹿児島県南さつま市)の関係する3者で、産学官連携の成果となるポンカンリキュール「ポンカのんが」の商品化・事業化スタートを決定しました。縁起のよい新酒を祝ういい月いい日(11月1日)「本格焼酎&泡盛の日」に行われた3者の「南さつま市・萬世酒造・玉川大学《ポンカのんが》ミーティング」は、産学官連携と地域貢献への熱い思いを祈念した新たなリキュールの門出にふさわしい一日となりました。

この取り組みのポイント

  • 南さつま市との包括連携から地域の特性・産業を活かした「産学官の連携」を実現
  • リキュールのレシピを玉川大学農学部と萬世酒造株式会社で共同開発
  • 玉川大学南さつまキャンパス久志農場で栽培しているポンカンと萬世酒造株式会社の米焼酎を使用
  • パッケージデザインを玉川大学芸術学部生(当時4年)が担当
  • 南さつま市のふるさと納税返礼品に活用を検討

背景

この取り組みは、学校法人玉川学園が創立者生誕の地 南さつま市と2012年 包括連携協定を締結し、1899年(明治32年)創業し鑑評会での受賞歴をもつ地元 萬世酒造株式会社との共同開発が実現しました。
当初、玉川大学南さつまキャンパスの宿泊研修施設「久志晴耕塾(2018年1月竣功)」の記念品として開発を開始しました。萬世酒造株式会社商品企画課担当者の専門的な指導の元、本学農学部や芸術学部の教員・学生が取り組み、商品化実現の可能性を見込ませる領域まで高めることができました。 今年1月の竣功式でも好評を得たことから、産学官連携成果として事業化への検討が始まり、今回の「南さつま市・萬世酒造・玉川大学《ポンカのんが》ミーティング」での商品化決定へと結実することができました。今後の連携体制は、玉川大学が商品企画やポンカンの栽培・収穫を行い、萬世酒造株式会社が製造・販売を行います。 さらに2者の協力体制を築いた南さつま市は、完成後はふるさと納税の返礼品として活用も検討しています。

ポンカンリキュール「ポンカのんが」について

ネーミング

「ポンカのんが」・・・「ポンカ」はポンカン「のんが」とは、「飲みましょう」を意味する南さつまの方言。
原材料の“ ポンカン” に響きが通じ、シンプルでわかりやすいこと。「のんが」が表す「一緒に飲もうよ!」という方言から、産地のイメージが想起されます。

ポンカンリキュールの配合・開発

地元の酒造会社「萬世酒造株式会社」と本学農学部共同でレシピを検討していきました。「さわやかさ」「風味」という観点からポンカンを食べた時の印象を表現しながら、久志の「風土」を感じさせてくれるような味に近づけるために、試行錯誤を繰り返しました。
特に「風味」を損なわないために加熱処理をせず、香りの変化を最小限にとどめました。
久志の「風土」を感じさせる、久志農場産のポンカン果汁と地元の老舗酒造会社の焼酎を使用。ポンカンの風味と香りを活かせるリキュールに仕上げました。

パッケージデザインについて

南さつまキャンパスからのぞむ真っ青な海と、たわわに実ったポンカンをイラストで表現したさわやかなイメージのものができました。
店頭に並ぶことを想定し、目に留まりやすいラベル標記をめざしました。

玉川大学 南さつまキャンパス
宿泊研修施設「久志晴耕塾」と久志農場

パッケージデザインを担当した卒業生:古屋里紗さんのコメント

「酒屋さんに行き、リキュールはどのようなデザインをされているのかを調べたり、大学の図書館でデザイン関連の本を借りたりして、発想のヒントにしました。先生から『ユーザーが購入した後のこともイメージしてデザインすることが大事』とアドバイスをいただき、デザインは視覚的なものではあるけれど、そこから一人ひとりの物語を考えていくことが大事なんだと感じました」

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