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日本とオーストリアとの外交関係樹立150周年に際し、駐日オーストリア大使より、玉川学園に向けたメッセージをいただきました

2019.04.04

2019年、オーストリアと日本は外交関係樹立150周年を迎えました。玉川学園は、ハンネス・シュナイダーの招聘以来、同国との交流を長きにわたり続け、今日でも教員がスキー・オーストリア・アカデミーで研修を行うなどしています。オーストリア共和国大使フーベルト・ハイッス閣下からいただいたメッセージ*を紹介します。

  • 原文は英語


駐日オーストリア大使
フーベルト・ハイッス 閣下
学校法人 玉川学園理事長
学生・生徒のみなさま、教職員、ご父母のみなさま

玉川学園は90年前の創立以来、人道主義と調和の文化を中心に据えています。これらの価値は学園で学ぶ学生生徒、卒業生を支え、彼らの中で特別な形で生き続けています。「全人教育」の理想のもと、玉川学園は日本のみならず全世界で社会貢献できる人間を育てる方法を確立してきました。創立者の小原國芳先生の熱意により、貴学園はオーストリアと長年の絆を育んでいます。

体育やスポーツは共同体を形づくる重要な要素です。これは国際関係にも当てはまります。1869年以来、外交関係だけでなく、スポーツもまたオーストリアと日本の友好を育んできました。とりわけスキーは特に両国を近いものとしました。この点で3 人が特筆に値します。まず1910年、オーストリアスキーのパイオニア、テオドール・フォン・レルヒが大日本帝国陸軍にスキーをもたらしました。スポーツへの情熱が高まり、20年後にはオーストリア最高のスキーヤーでスキー教育者のひとり、ハンネス・シュナイダーが「アールベルク・スキー術」を伝授するために招かれました。シュナイダーは玉川学園創立のわずか1 年後に、生徒たちにスキーを教えたのです。63年には玉川学園により著名スキーヤーで国立スキー学校の校長だったシュテファン・クルッケンハウザー教授が招かれました。彼はオーストリアの最新スキー技術で、今は「ウェーデルン」として知られる技術をもたらしたのです。

今日まで、玉川学園はオーストリアとのすばらしい関係を維持しています。友情と協力体制のもと、玉川学園の体育科教員はオーストリアでスキーを学んでいます。長期にわたる友情は、学生やわたしたちに、文化が世界を結ぶまたとない模範を示してくれています。

玉川学園の創立90周年に際し、心からのお祝いを申し上げるとともに、学園のさらなる発展をお祈り申し上げます。

駐日オーストリア大使
フーベルト・ハイッス 閣下

オーストリア文化フォーラム東京(オーストリア大使館)

【Web】http://austrianculture.jp/
【Twitter】ACFTokio
【Facebook】Austrian Cultural Forum Tokyo
【E-mail】ob-tokio@bmeia.gv.at

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