保健センター 健康院について
現在の保健センター 健康院
新しい施設玄関の看板
キャンパス内にある診療所です(玉川大学・玉川学園の保健管理施設)。
診療は本学の学生・生徒・児童・園児および教職員が対象です。
現在の「保健センター 健康院」は玉川学園開校の翌年の1930(昭和5)年に「健康院(玉川診療所)」として玉川学園前駅の北を通る道路向かいに建てられました。
「健康院」という名称は、病気になってから行くところではなく、健康を守り高めるための施設という意味でつけられました。
玉川学園創立者の小原國芳は本学の診療所を創設するにあたって「私どもは「健康院」と呼びます。病気になったら無論、仕方がありませぬから早く手当しますが、その前にいかにして病気にならぬか、いかにして健康を増進するか、いかにして長命するかという大きな問題があります」と述べています(『玉川塾の教育 1930(昭和5)年6月』より)。この言葉は現在まで変わらぬ当院の診療理念となっています。
玉川学園開校当時、付近に医療機関はなく、隣の町田町にも数軒の医院があるだけで、健康院は学園の学生・教職員だけでなく地域住民の医療も行ってきました。戦中、戦後にかけて玉川学園地区には東京都市部からの疎開者が居住するようになり、その後の社会情勢の好転に伴い、学園都市の姿を形成するようになりました。このような状況の中、玉川学園地区には健康院以外の開業医がいないため、健康院の診療は本学関係者だけでなく増加する地域住民の診療にも力を注ぐことになりました。
1950(昭和30)年代に入り、学園地区にも徐々に診療所が開業する一方、玉川学園では組織や人員を整備拡大していく時期となりました。このため健康院は、学内の健康管理業務を主体とした医療をめざし、組織と施設の充実をはかるため、1960(昭和35)年に玉川学園前駅北口の健康院(玉川診療所)施設を廃止して、本学キャンパス中央の小田急線を見下ろす高台に「健康院(玉川学園診療所)」として移転しました。
現在は、キャンパス内の皆様の病気などの診療とともに健康診断をはじめとした健康管理を行っており、心のケアのためのカウンセリングも実施しています。
2017(平成29)年4月1日に組織名称を、玉川学園健康院から「玉川大学・玉川学園保健センター 健康院」に変更しました。
2018(平成30)年度の完成をめざし、2017(平成29)年7月6日に保健センター 健康院建設のための地鎮祭が執り行われました。詳細はこちらから
2017(平成29)年8月に建設現場から縄文時代中期頃の遺跡が発見されました(1ヵ月の調査の後、埋め戻され建設が始まりました)。詳細はこちらから。
2018年6月8日(金)、9日(土)に、建設中の保健センター健康院施設内の壁面に漆喰を塗る労作が行われました。詳細はこちらから。
2018(平成30)年9月10日に、新しい施設の竣功式が行われ、9月13日から診療を開始しました。詳細はこちらから。
2018(平成30)年10月29日に、旧保健センター健康院解体の安全祈願祭が執り行われました。詳細はこちらから。詳細はこちらから。
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参考文献
- 玉川学園五十年史編纂委員会編『玉川学園五十年史』玉川学園 1980年