アフター・コロナの時代を見据えた2022年度玉川大学観光学部リニューアル(Vol.2)

2021.07.15

Vol.2「グローバルエリートコース」で学ぶということ

国境と言語を超えて自分のキャリアを築きたい人に

玉川大学観光学部は、これまでも高い英語によるコミュニケーション能力や異文化理解力を1年間の留学プログラムを含むカリキュラムの中で育成し、世界を舞台に活躍できる人材の育成を目指してきました。実際、多くの卒業生がグローバルビジネスで活躍中です。新しくスタートする「グローバルエリートコース」は、そうしたグローバル人材の育成に焦点を当てたカリキュラムで学ぶことができます。

観光学部長の家長千恵子教授は「グローバルエリートコース」について「4年間を通して‟英語を学ぶ&英語で学ぶ”プログラムを強化し、あわせてグローバルビジネスの世界で即戦力として活躍できる専門知識を徹底的に身につけてもらうためのカリキュラムを編成しました」と話します。

観光学部の2年生秋学期からスタートする留学プログラムは、従来、前半の約半年間を現地の語学学校で学ぶ期間に充てていました。しかし「グローバルエリートコース」の学生の留学条件は世界最大級の受験者数を誇る英語運用能力評価試験IELTS™6.0 以上に設定。これは留学前に現地の大学で講義を受けるだけの英語の4技能(「聞く listening」「読む reading」「話すspeaking」「書くwriting」)を身につけることを意味します。「これにより留学中はほとんど現地大学の授業を受講できるようなシステムに改めますので、学生にとってはより本格的な留学体験となるはずです」と家長教授。

さらに「グローバルエリートコース」の学生は、留学後に玉川大学で英語による専門科目を受講します。「観光業関連のサービスやマネージメントについて、複数の英語受講科目を開設しますので、帰国後も英語による学びを継続することができます。もちろん英語は手段=ツールですので、専門分野の知見を高めることが講義の目的。将来、自分が世界を舞台に活躍することを想定しながら取り組んでもらいたいですね」

「グローバルエリートコース」の卒業要件は外資系企業や幅広くグローバルビジネスを展開する企業で活躍するためのスタートラインとしてのレベルを考慮し、TOEIC®L&R800点以上となっています。「国内だけではなく海外も視野に入れた就職活動も考えられます。世界に向かって夢を語り、その夢を実現させる……そんな若者を育てたいと思っています」

家長教授が「グローバルエリートコース」で学ぶ学生のモデルケースとして紹介してくれたのが観光学部4年生の中西花梨さん。入学当初はエアライン業界を希望していた中西さんですが、観光学部の授業とオーストラリアへの留学体験を通して自分の将来への展望が広がったと話してくれました。

学生インタビュー

留学体験は私が自立するためのプロセスでした

観光学部4年 中西花梨さん(神奈川県 法政国際高等学校出身)

高校時代から英語が好きで、オーストラリアへの留学プログラムに惹かれて玉川大学観光学部に入学しました。留学するまでの1年半はとにかく英語漬けの毎日。時にはそれがつらく感じることもありましたが、現在では「あの時の集中的な英語学修があったからこそ今がある」と先生方に感謝しています。留学前にはTOEIC®L&R650点に達することができました。

しかし、いざ留学生活をがスタートするといきなり壁にぶつかりました。リスニングとリーディングはなんとかなったのですが、言いたいことをうまく英語で話せなかったのです。語学学校のクラスメートであるアジア系の留学生たちは英語で考え、英語で話していることに気づき、自分もそうするように心がけました。ようやく2か月後、各国の留学生と楽しく会話できるようになり、留学が終わる頃にはTOEIC®IPを790点まで伸ばすことができました。

留学先のヴィクトリア大学では、観光系の科目のほかにマーケティングを学びました。入学当初はエアライン業界で働きたいと思っていたのですが、1~2年生の専門科目を通して様々な観光ビジネスへ興味が生じ、広くビジネスやマーケティング知識を学びたいと思うようになったからです。結果的にこの選択は大正解でした。マーケティングの授業でレポートやプレゼンテーションを繰り返しながら、よりいっそう観光ビジネスへの視野が広がり、帰国後の専門科目の学習や就職活動でもこの経験が生きました。

留学中は各国の友人との交流も楽しみでした。前半の語学学校で出会ったトルコ人留学生からはしばしば「自分の意見や希望をちゃんと言葉にしなくちゃダメだよ」と言われました。日本人は遠慮して自分の意見をはっきり言わないことがありますが、他の留学生たちにとってそんな私がもどかしく見えたようでした。そこで私も積極的に自分の意見を言い、自分がやりたいと思ったことを実行することを心がけました。今振り返ると、留学体験は学びだけではなく、私が人間として自立するプロセスでもあったように思えます。

語学学校の仲間と一緒に
ホストファミリーと思い出の1枚
  • 左:
    留学して最初に書いたレポート。現地の先生から添削を受ける
  • 右:
    引用の仕方のまとめる

オーストラリアから帰国後も専門科目と並行して、苦手の文法を中心に英語学修を継続し、TOEIC®のスコアを920点まで上げることができました。現在、マーケティングと消費者行動をテーマとするゼミで、アフター・コロナにおけるアジア圏からの訪日外国人受け入れをどう再開するかについてのグループ研究を進めています。文献をベースに、英語でのオンラインインタビューや5カ国語によるアンケートで中国、台湾、ヴェトナム、カンボジアなどの約400人の声を聞き、コロナ後のインバウンド対策にどう取り組んでいくかを発信していきたいと思っています。

就職活動では英語力と学んだビジネス知識を活かせること、そして将来的に海外で働けることを条件に、さまざまな業界の企業に応募し、ホテルや商社など4社から内定をいただきました。いろいろと考えた結果、最終的にホテル業界の企業に進むことに決めました。

大学4年間(うち1年は留学)で、友だちや先生、海外の留学仲間など本当に多くの魅力的な人々に出会うことができました。知識や英語力に加えて、かけがえのない人々との交流の中でさまざまな価値観や感性に触れられたことも、私の財産になっています。観光分野やグローバルビジネスに関心がある高校生の皆さんに、私は自信を持って「玉川大学観光学部」をお勧めしたいと思います。

※次回は家長教授に「リージョナルリーダーコース」について解説してもらいます。

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