Tamagawa Global Leadership Fellows受賞者のプレゼンと、TAMAGOスタッフ賞の授与式が行われました。

2019.02.15


玉川大学・玉川学園では、在学生の教育活動を支援するために寄せられた寄付金をもとに、それと同額の支援金を玉川からも拠出して加え、「玉川スチューデントサポート基金」を設置しています。その一部を活用して世界で活躍できる人材を育成すべく設立されたのが、玉川大学の「Tamagawa Global Leadership Fellows」です。対象となるのは競争性の高い学外の国際的プログラムに選ばれて参加したり、玉川の海外プログラムを通して英語力を大幅に向上させたりするなど、客観的に判断できる成果を上げ、玉川大学の国際教育に大きく貢献した学生です。厳しい審査を経て、今後のさらなる活躍のために奨励金が支給されます。1月9日(水)には、“グローバル人材の卵”として Tamagawa Global Leadership Fellows に選ばれた2名に対する授与式がELF Study Hall 2015内のTAMAGOラウンジにて行われました。また当日は、『玉川大学国際教育・交流支援 TAMAGOスタッフ優秀賞(通称:TAMAGOスタッフ賞)』の授与式も併せて行われました。

本年度の Tamagawa Global Leadership Fellows に選ばれたのは教育学部教育学科3年の松井柚子さんと、同じく教育学部教育学科4年の湯川真由子さん。湯川さんは昨年度に引き続き、2年連続で選ばれました。この日は松井さんと湯川さんが、それぞれ本年度の活動内容についてのプレゼンテーションを行いました。

松井さんはまず「このTamagawa Global Leadership Fellowsに選んでいただいたことに感謝いたします。多くの先生のご指導のおかげで、ここまで頑張ってこられたと思っております」と感謝の言葉を口にしました。


松井さんの大学という枠を越えたチャレンジは、2018年8月にタイで開催された第9回国際学生リーダーシップシンポジウムへの参加でした。「このシンポジウムには世界87ヶ国から約1,000名の大学生が集まり、カンファレンスや講演会、奉仕活動などに取り組みました。交流した大学生が自国のことはもちろん、日本のことにも詳しいのに対し、私は相手の国のことはおろか、日本のこともあまり理解をしていないことに気づかされました。また驚かされたのは、『私は難民です』という学生がいたことです。そこで聞かされた話は、同じ地球上で起きているとは思えないほど衝撃的でした。日本が平和であることは素晴らしいのですが、世界で起きていることを知らないのは無責任ではないかと思うようになりました。将来は小学校の先生を志望していますが、私の役割は世界で起きていることを子供たちに伝え、何かできることはないかと考えるきっかけを作ることではないかと思っています」。
また、このシンポジウム参加に際して英語力を高めようと思ったことがTAMAGOスタッフに登録したきっかけだったそうです。英語で自分の大学を紹介できるように英語ワークショップに参加し、英語キャンパスマップの編集と制作を担当。そして、そのキャンパスマップを使って、来校したコロンビア大学の教員と学生にキャンパスツアーで玉川の見どころを紹介しました」。

もう一人の湯川さんも、多くの人への感謝の言葉を述べた上でプレゼンテーションを行いました。


「今日お話ししたいのは5つの項目です。まずアメリカ大使館主催のアメリカ留学出前授業に参加したこと。これは関東圏の高校4校を訪問し、留学を考える生徒の疑問に答えるというものです。ある高校では約2,000名の生徒の前でプレゼンを行いました。この他にも文部科学省・総務省・東京都教育委員会が後援する「未来の先生展2018」という大きなイベントでも、アメリカ大使館のブースで留学相談などを担当しました。また、ネットを通じて日本語を学ぶアメリカ人と英語を学ぶ日本人が交流を深めることを目的とする「Global Talk 2018」(アメリカ大使館助成プログラム)にも参加しました。国際交流以外にも、i Teacher TVというネット配信動画に出演し、教育学部の授業で大学近郊における地域創生プロジェクトについて取材した内容を発信しました。この内容はフリーペーパーにまとめて、学内外で配布される予定です(1月18日に発行されました)。最後の1つは、私の今後についてです。4月から公立小学校の教員になりますが、いろいろなことを経験して感じたことを、子供たちに伝えたいと強く思うようになりました。また大学を卒業しても学ぶ気持ちを忘れず、より良い教育を行っていくためにさまざまな活動を続けていきたいと思っています」。

どちらのプレゼンテーションも10分程度の簡単なものでしたが、心に響く内容を簡潔にまとめていた点が印象的でした。プレゼン終了後には玉川大学国際教育推進委員会委員長の大谷千恵准教授から賞状を手渡され、集まった教職員や学生から大きな拍手が送られました。
また、この日は『玉川大学国際教育・交流支援 TAMAGOスタッフ優秀賞(通称:TAMAGOスタッフ賞)』の授与も行われました。受賞者は、昨年のTamagawa Global Leadership Fellows最優秀賞受賞者で、本年度はイベントスピーカーとしてTAMAGOイベントでその活動内容を大学生や高校生に伝えてきた農学部生物環境システム学科4年の眞木凌さん。そしてTAMAGOイベントのポスターデザインを担当した芸術学部メディア・デザイン学科3年の白木沙理可さんと、同じく芸術学部メディア・デザイン学科2年の瀬戸友希乃さん。そして松井柚子さんもキャンパスツアーなどの活動が評価され、ダブル受賞となりました。

Tamagawa Global Leadership FellowsとTAMAGOスタッフ賞、それぞれの受賞者に感想を聞いてみました。

「実はゼミの先輩が湯川さんで、去年の体験談を聞いたことが今回のシンポジウム参加につながりました。英語は得意なほうではないので学内で英語力を磨こうと思い、TAMAGOスタッフにも登録しました。英語での案内もマップ制作も頑張ったので、この賞でそれを評価していただけたことは非常に嬉しいです(松井柚子さん)」。

「昨年度に、松井さんと同じ国際学生リーダーシップシンポジウムに参加したことがきっかけとなって、本年度はアメリカ大使館など大学外から活動のお誘いをいただき、先生方のお力添えもあって2年連続で受賞することができました。この賞のいいところは学生の成果を大学が評価してくださる点はもちろん、その成果を発表する場を設けてくださることで、いい振り返りになるところだと思います(湯川真由子さん)」。

「いろいろなことに挑戦したいと思ってポスターのデザイン公募に応募したことで、今回の受賞につながったことが素直に嬉しいです。新しいポスターのデザインも依頼され、イベントの目的や大切な情報を大谷先生と確認しながら制作しました。他の人の意見を取り入れながらデザインを行うのは初めてだったのですが、とてもいい経験になりました(瀬戸友希乃さん)」。

「応募したポスターが採用された後に、次のTAMAGOイベントのポスターも制作依頼をいただきました。デザイン業界では制作したものが評価されて次の依頼につながっていきますが、それを在学中に体験でき、いい経験になったと思います。これから就職活動が始まりますが、できれば印刷系の広告媒体に携われたらと思っています(白木沙理可さん)」。

「本年度はいろいろな場所でイベントスピーカーを任されて、相手の年齢などに応じて話す内容を変えるなど、発表を重ねるたびにテクニックを身につけることができたと思います。それでも、卒業論文執筆では指導教授から指摘を受けることも多いので、まだまだ勉強しなければいけないことばかり。賞をいただいたからといって天狗にならず、弱いところを直し、強い部分は伸ばしていきたいと改めて感じました(眞木凌さん)」。

今回受賞した学生それぞれが、この1年での成長を口にしたのと同時に、これからの目標についても見据えていた点がとても印象的でした。大谷先生も「TAMAGOスタッフには、学内外の国際教育・交流に関する有意義な情報を配信しているので、色々なチャンスを見つけられると思います。まずは登録して一歩踏み出すことで、自分の目標がより明確になっていくと思います。ぜひ、自分を信じて、できることからチャレンジして欲しいです」と語っていました。
ひとつの挑戦がきっかけとなり、さらに高い目標へと挑戦する気持ちになることは、湯川さんや眞木さんの2年連続での受賞が物語っています。TAMAGOスタッフは、そんな高い目標への最初のきっかけになるはずです。興味のある人は、ぜひ登録からスタートしてください。

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