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Primary1年生がリース作りや聖山労作を体験。森を守り、活かすことを学ぶ一日になりました。

2025.12.23

リース作りと聖山労作に取り組む

12月12日(木)、玉川学園Primary 1年生(小学校1年生)が玉川学園キャンパス内の丘めぐりで集めた木の実や枝によるリース作りと、聖山労作に取り組みました。
玉川学園では2019年から「守り、継承する聖山」をコンセプトに、生徒や学生、教職員、卒業生が参加して樹木の間伐や植栽を行ってきました。また2022年度からは学内で間伐した木材を教育活動などで活用する「Tamagawa Mokurin Project」にも取り組んでいます。
本年度のPrimary1年生は、1学期に剥皮間伐を体験し、その皮を使ってハンカチの染色を行いました。また2学期に入ると丘めぐりでどんぐりや松ぼっくりを集めるなど、木や森などの自然に親しんできました。今回は、集めた木の実や枝を使って午前中に「森のリース」を制作。また午後は聖山での植樹にも挑戦しました。

「森を守り、活かすこと」の重要性を、体験を通して学ぶ一日

経塚校舎(PrimaryDivision(小学校1年生~5年生)が学ぶ校舎)の東ホールに集まった1年生。この日は教育学部教育学科の市川直子教授とゼミ生、農学部環境農学科の山﨑旬教授と農学部生も参加し、児童たちの指導を担当します。まずは小学部の廻谷先生がスライドで剥皮間伐や染色を振り返り、「森を守る」、「森を活かす」ことの重要性を認識した児童たち。その上で今日の取り組みである聖山労作についての理解を深めます。

その後は各教室に戻り、リース作りに挑戦。それぞれがクリスマスやアニメ作品、好きな乗り物などをテーマに、木枠にどんぐりや松ぼっくりを接着し、リースを作っていきます。時には大学生のお兄さん、お姉さんに相談しながら、時には友だち同士で意見を出し合いながら、個性豊かなリースが完成しました。翌日の13日(土)には礼拝堂で学友会主催の卒業生のためのクリスマス礼拝が行われるため、礼拝堂に上る階段の両脇に飾り付けられる予定で、児童らも「卒業生の皆さんに喜んでもらいたい」と、一生懸命取り組みました(13日が悪天候予報だったため、リースを撮影した画像をパウチ加工したものを飾りました)。

また午前中には市川ゼミの学生に教わりながら、どんぐりの種も植えました。小学部では昔から「玉川の丘をどんぐりの木でいっぱいにする」という児童らの夢が受け継がれています。今回も未来の後輩たちにその夢をつなぐため、みんなでどんぐりを植えました。

みんなで聖山に樹木を植え、炭を散布しました!

午後は聖山へと足を運び、植樹を行いました。
まず、山﨑先生から「午前中のリース作りで使った枝やどんぐりは、すべて木から生まれたものです。そこで午後は木を植えてもらおうと思います」というお話がありました。ここ数年で間伐の進んだ聖山ですが、若い木を育てるため、毎年植樹が行われています。今回は、カナダピンオークやムクロジなどを聖山の南西側に植えることに。児童らはクラスごとに木を植える穴に落ち葉を敷き詰め、植木の周囲に土や肥料を撒いていきます。また植樹にあたり、農学部環境農学科の友常満利准教授の指導で炭の散布にも挑戦しました。キャンパス内で間伐した竹や木を使った炭(バイオチャー(biochar))を使って土壌改良やCO2を削減する研究に取り組んでいる友常先生に教わりながら、植えた木の周囲に炭を撒いていきます。皆で協力したことで、午後の植樹はあっという間に終了しました。

豊かな木や森を活かし、自然を学ぶ機会に

こうして、1年生の木や森に親しむ一日は終了しました。「またいつか、今日植えた木が大きくなった時に会いに来て下さい」という小学部の廻谷先生のお話に「はい!」と元気よく返事をする児童たち。そして玉川学園の校歌が生まれた聖山で、最後に皆で校歌を合唱しました。
健康な森を維持していくためには古い木を伐採し、新たな木を植えることが必要であると、児童たちは今回の経験から知ることができました。木や森に対する正しい知識は、これから多くのことを学んでいく上で、きっと役立つに違いありません。玉川学園ではキャンパス内の豊富な樹木を活かして、今後も自然に対する知識や考え方を児童や生徒たちに伝えていきます。

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