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経営学部の「経営塾」に、今年もFC町田ゼルビアの経営トップが登壇。学生たちが課題解決のための提案を行いました。

2026.07.31

FC町田ゼルビアの経営トップに、直接プレゼンテーション

経営学部グローバルビジネスコース3年生の必修科目である「経営塾」。ビジネスの最前線で活躍する方々をお招きしてお話を伺うだけでなく、与えられた課題に対して提案を行うといった実践的な内容で、学生からの人気が高い授業です。中でも毎年のようにご登壇いただくのが、FC町田ゼルビア(以下ゼルビア)の経営トップの方。5月26日(火)には株式会社ゼルビアの代表取締役COOである上田武蔵氏をお招きし、ゼルビアの現状や今後のビジョンなどについて説明していただきました。そしてその授業で上田氏から与えられた課題が、都心のゼルビアファンを拡大するために「①:新規の観客を国立競技場で行われる試合に呼ぶ施策」と「②:①の観客を更に町田に呼ぶ施策」を考えるというものです。学生たちは6名程度のグループを組み、2週間後の6月9日(火)の授業で上田氏に向けてプレゼンテーションを実施。ここではその日の学生たちのプレゼンテーション内容をご紹介します。

A班:「ビジネスマンをターゲットとした施策」

20代から40代の都心で働くビジネスパーソンをターゲットにした施策を提案。直近の国立競技場での試合開催が金曜日だったことに着目し、「華金国立」と題して週末の夜に観戦することをアピール。具体的には午後から一部の座席をコワーキングスペースとして開放して試合観戦へとスムーズにつなげたり、社内イベントとして来場してもらえるよう10名単位の「法人部署丸ごとパック」の販売を提案。その上で町田のホームスタジアムへの集客に関しては、新宿駅からのロマンスカー貸し切りや、シャトルバスの優先乗車券発売といった案で、ホームスタジアムへの導線を作りました。「町田駅から新宿駅への試合後のロマンスカー貸し切りは既に行っていますが、新宿発については検討していませんでした」と上田氏。課題定義がしっかりとしていることを高く評価していました。

B班:「23区内のファミリー層をターゲットとした施策」

主に東京23区に住むファミリー層をターゲットにした施策を提案。新宿駅周辺の広告ジャックなどで注目を集め、23区在住の人を対象に国立競技場での試合における「23区割」を実施。また国立競技場近隣の小学校・中学校を対象に招待チケットを配布したり23区内でもサッカー教室を開催するといった施策で、都心での認知拡大・ファン獲得を目指します。その上で町田にも足を運んでもらうよう、スタジアム周辺でのアクティビティやフードフェスを開催。町田でしか食べられないフード体験などを楽しんでもらうことで、ファミリー層にホームスタジアムまで足を運んでもらうことを目指します。上田氏は、B班が前提条件をきちんと整理していることを評価。その上でメインターゲットにファミリー層を選んだ理由などを学生たちに質問。学生たちも丁寧に答えていました。

C班:「国立を、新規ファンが町田に出会う入口に」

国立競技場での試合開催を「新規ファンが町田に出会う入口」と捉え、さまざまな施策を提案。グルメなどを組み合わせたプランや、SNSで拡散しやすい“映える”体験の強化、初心者向けコンテンツの充実などを目指します。そこで獲得したファンをホームスタジアムでの集客につなげるため、都心からの直行バスによる「町田遠征ツアー」、ホームスタジアムを初めて訪れる観客を対象とした「ゼルビア初観戦パック」などを提案。上田氏も「『国立を町田の入口に』は、いいワードセンス」と評価した上で、「町田の入口の“町田感”を出す工夫」や「初観戦パックを買ってもらうための目玉アイテム」など、細かな部分についても確認をしていました。

「提案内容を明確にすることが重要」と上田氏

全ての班のプレゼンテーションが終わった後、上田氏から講評がありました。「例年以上にクオリティの高いプレゼンテーションだったと思います」と、今回の提案内容を高く評価した上田氏。去年まではグループ企業であるサイバーエージェントのリソースである動画配信やネットゲームを絡めた提案がよく見られましたが、今回はそれ以外の方向からの提案が見られたことが印象的だったとのことでした。その上で、同じグループのエンターテインメント企業とのコラボや、インバウンドに着目した提案などがあっても良かったかもしれないということと、都心に住む人のライフスタイルをもう少し深く掘り下げると、よりいい提案になったかもしれないというアドバイスも。そして「こうしたプレゼンテーションでは、安全策として総花的な提案をしがちです。ただ『全部を提案するのは、何もやらないのと同じ』ともいわれています。案を絞るためにはセンスのある課題設定が重要だし、そのためには圧倒的な施策の洗い出しを行うことが重要になります」と、提案内容を明確にすることの重要性を説く上田氏。施策の洗い出しのためには生成AIなども積極的に活用すべきといった上田氏の話を、学生たちも真剣に聞いていました。
自分たちが考えたビジネスプランをその分野の第一線で活躍されている方に提案し、具体的なアドバイスをいただける「経営塾」。学生たちにとっても、学んだ知識を実践的に活かすことのできる、またとない機会となりました。

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