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シンガポール国立大学の研修生が、来日して感じた両国の違いを調査。日本語で発表を行いました。

2026.07.15

研修生が日本で調査を行い、その結果を日本語で発表

今年もシンガポール国立大学(National University of Singapore;以下NUS)の学生が、リベラルアーツ学部で開講する日本語短期研修に参加しました。2026年度は、6名の研修生が玉川大学に来校し、約3週間の日程で日本語や日本文化についての学びを深めました。研修生たちは、自分たちで決めたテーマに基づいて調査を行い、研修の集大成として、その結果を6月23日(火)に大学教育棟2014内のアカデミック・スクエアにて日本語で発表を行いました。
今回は二つの班に分かれ、「海外への興味 ―シンガポールと日本の学生の比較―」と「日本の接客とシンガポールの接客」をテーマに、それぞれの班が調査を実施。どちらも、来日して感じた日本とシンガポールの違いがきっかけとなりました。このNUSの日本語短期研修を毎年指導・サポートしているのが、リベラルアーツ学部の教員と学生たちです。今回もNUSの研修生とディスカッションを行ったり、調査がスムーズに進むよう手助けをするなど、リベラルアーツ学部の学生が活躍。この日のプレゼンテーションには「聞く側」として参加し、研修生たちの発表を見届けました。

「海外への興味 ―シンガポールと日本の学生の比較―」

日本人のパスポート保有率が低いということが意外だったというNUSの研修生たち。シンガポールでは多くの人がパスポートを保有しているそうです。そこで研修生たちは日本とシンガポールの学生にアンケートを実施し、旅に関する意識調査を行いました。その結果、シンガポールは隣国と地続きであることが当たり前であること、国土が狭いこと、国内の物価が高いことが海外への興味に影響していることがわかりました。一方、日本は、日本語以外の言語を話せる人が多くないことや、国内の地域ごとに個性があり、さまざまな国内旅行を楽しめることが海外旅行の少なさに影響していることがわかりました。

「日本の接客とシンガポールの接客」

「日本の接客は親切で丁寧」と聞いた上で来日した研修生たちですが、想像していた以上に丁寧で驚いたとのこと。それが両国の接客に関する比較という、今回の調査のきっかけとなりました。実際に「日本とシンガポール、どちらの接客が好きか」、「自分ならどちらの国で接客のアルバイトをしたいか」などを、それぞれの国の学生に聞くなどして調査を進めた研修生たち。発表を終えた研修生たちにはさまざまな質問が寄せられましたが、「シンガポールに進出した日本のフードチェーンでは、どのような接客が行われているのか」といった鋭い質問も出て、活発なディスカッションが行われました。

研修期間を通じて深まった、リベラルアーツ学部生との絆

発表会の最後に、国際教育センター長の中村哲教授(観光学部)による講評がありました。「海外への興味」に関する発表については、「日本人が海外へあまり行かない理由については、国内で多くのことが完結できることもあるかもしれませんね」とのことでした。また接客に関する発表については「たとえば都心部のコンビニエンスストアでは、外国人の店員も多く見られます。そうした場合についても調査すると、より面白いかもしれませんね」とのアドバイスがありました。その上で「研修生の皆さんにとってこの調査を行った3週間は、とても濃密な時間・経験だったと思います。そしてこの調査を通して、日本の学生との相互理解もより深まったのではないでしょうか。皆さんは間もなく帰国されますが、今後もSNSなどを通して交流が続くことを願っています」とメッセージを送りました。
3週間で多くのことを学び、経験した研修生たち。中村先生が「もう少しゆっくり話したほうがいいですか?」と問いかけた際に「問題ありません」と答えたことからも、日本語の会話力が上達したことがうかがえます。リベラルアーツ学部の学生にとっても、学ぶことの多い日本語短期研修となりました。

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