1987(昭和62)年の玉川
教育博物館開館。農学部が育種栽培に成功した黄色いコスモスの種が「イエローガーデン」として品種登録、テレビや新聞で報道され話題に。浩宮皇太子殿下をお招きして、本学恒例の「第九演奏会」をサントリーホールで開催。
月 | 日 | 玉川学園 | 世界の主な出来事 |
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2 | 6 | ブラジルのサンパウロより松柏学園訪日使節団一行来園 |
1月1日 4月1日 5月28日 6月13日 7月4日 7月11日 7月23日 10月12日 10月19日 11月6日 11月8日 11月29日 |
16 | 大学塾の卒業生祝賀会ならびに塾解散式を塾食堂において開催 ◆塾教育の発展的解消。57年の歴史を終える。 2月16日 大学塾 3月17日 中学部青雲塾 |
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17 | 塾生による最後の聖山礼拝が行われ、小原國芳・信先生ご夫妻の愛唱歌であった讃美歌87番B「めぐみのひかりは」、496番「うるわしのしらゆり」を全員で合唱 | ||
3 | 14 | 青雲塾のお別れ会を開催 | |
5 | 9 | 中学部講堂において、小原國芳の生誕百年を記念して「玉川学園教育博物館」(現在の「玉川大学教育博物館」)の開館式が挙行され、続いて中学部校舎中央棟にある教育博物館を出席者全員で見学。 新展示室は、総床面積が1,220m2あり、このうちの約3分の1が資料の収納庫となっていて、恒温恒湿が常時コントロールされる本格的な博物館として設計されている。展示室はエントランスホールを中心に、左右に第一展示室と第二展示室に分かれ、第一展示室の方は常設展示室、第二展示室の方は企画展示室として展示目的ごとに自由なレイアウトで演示できる構造となっている。 収蔵する資料については、これまで教育関係を主体とする資料の収集を心掛け、日本教育史資料をはじめ小原國芳関係資料、キリスト教美術資料、現代美術資料、考古資料、シュヴァイツァー博士関係資料など約7,000点を収蔵するに至った。今回の展示では、これらの館蔵資料の中から559点が展示された |
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27 | 国立教育会館大会議室において、春の褒章伝達式が行われた。今回の受章者は、紫綬、藍綬、黄綬あわせて44名。そのうちの一人として、小原哲郎学園長が藍綬褒章を受章 | ||
29 | 著名なピアニストであるオーストリアのイエルク・デームス氏が来園し、文学部芸術学科音楽専攻生を対象にピアノの実技指導を実施 | ||
6 | 16 | ハリーア駐日西ドイツ大使とカールステン文化担当官が来園 | |
7 | 14 | 本学の招聘で中国山東省より中国教育視察訪日団一行が来園 | |
20 | 真夜中である午前1時半に、小原哲郎学園長は常務理事と連れだって新松陰橋の工事状況を視察。昼間は電車の往来が激しいうえ、架線の上での工事で非常に危険を伴うために、終電車が通り終わり、始発電車が通る前の2,3時間だけ、この区間の送電をストップして工事が行われた | ||
29 | 中学部を会場として、本学の幼・小・中・高の全教員および大学教員35名が参加して、幼・小・中・高一貫教育研修会を開催 | ||
玉川大学で誕生したコスモスの新品種である黄色いコスモス「イエローガーデン」の苗を皇太子殿下・同妃殿下に献上するため、学生と教職員計5名で東宮御所を訪問。黄色いコスモスは、玉川大学農学部の育種学研究室が30年以上の歳月をかけて世界で初めて開発したもので、本年2月に農林水産省告示によって「イエローガーデン」の名称で品種登録がなされた | |||
8 | 29 | 鹿児島市の城山観光ホテル錦江の間において、「小原國芳先生生誕百年記念かごしま玉川祭」が、鹿児島市内の山形屋デパート7階特別催し物会場では、「小原國芳生誕百年記念写真展」 が開催された | |
9 | 5 | 第31回日本デューイ学会が、本学工学部校舎を会場として開催され、全国各地の大学から約80名の学会員が来園 | |
10 | 21 | 農学部が育種栽培に成功した黄色いコスモスのことが、フジテレビの『スーパータイム』という番組で紹介された。この黄色いコスモスのことは、読売や朝日といった新聞にも掲載された | |
11 | 18 | 浩宮皇太子殿下をお招きして、本学恒例の「玉川大学第九演奏会」を赤坂のサントリーホールで開催 |




塾食堂関係者のみなさんに花束贈呈





カールステン文化担当官

遺跡からの出土品に見入るハリーア駐日大使






関連リンク
参考文献
- 小原哲郎監修『全人教育』 玉川大学出版部
第465号、第466号、第468号~第474号(1987年)