『全人』2020年9月号 No.852より
2020年9月号 No.852
「玉川の碑・像」特集として、正門の玉川モットー「人生の最も苦しい いやな 辛い 損な場面を真っ先きに 微笑を以って担当せよ」を振り出しに、キャンパス内の碑や像を紹介。新旧さまざまな碑や像がある意味や背景などを探ります。「研究エッセイ」では教育学部乳幼児発達学科の田澤里喜准教授が、遊びのあり方などを軸に、子どもと保護者の心情を読み解きます。「玉川の先輩を訪ねて」にはCM音楽プロデューサーの内山雄介さんが登場。音楽の素養を培った幼少期から大学まで、そして卒業してから現在の活躍へといたるまでの歩みを振り返ります。
表紙写真＝岩崎美里
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正門横の玉川池に1959年に設置されて以来、玉川っ子の成長を見守ってきたモットーの石碑
一画多い「夢」を色紙にしたためる創立者正門の石組に刻まれた創立者小原國芳の筆による玉川モットー「人生の最も苦しい いやな 辛い 損な場面を真っ先きに 微笑を以って担当せよ」。石組を玉川池、大学教育棟 2014、朔風館が囲む。創立者は「ひとつでも多く夢をもってほしい」と夕の部首が一画多い「夢」の字も好み、生前は卒業生などに色紙を贈呈していた。現在も学園各部で玉川モットーや「夢」の碑や書などを大切に掲げている
玉川の碑・像
＜正門・南口エリア＞ p6 -
年間200本を超えるCM音楽を制作する内山雄介さん。大学卒業後はイベント制作会社への就職などを経て2009年に独立。グローバル企業のCMの楽曲も多く手がけているCM音楽プロデューサーを資質の面から考えると、特定のジャンルやアーティストを聴き込んできたことよりも、幅広い音楽体験を持っていることのほうが間違いなく重要だろうと思っています。僕自身は、琴とエレクトーンにはじまる楽器だけでなく、聴くほうではクラシック、ロック、ポップス、ジャズ、民謡とあらゆるジャンルに触れてきました。中学時代の僕はJポップに夢中な周囲をよそに、クラシックとジャズにハマっていて、みんなと話が合わなかったくらいなんですが、そうした音楽体験が、CM音楽プロデューサーに不可欠な引き出しをつくることにつながりました。
玉川の先輩を訪ねて 85
株式会社otoco代表取締役・CM音楽プロデューサー
内山雄介【文学部芸術学科2001年卒業】 p24
目次
- ［特集］玉川の碑・像
碑・像でめぐるTAMAGAWA MAP
正門・南口エリア
玉川モットー／一日不作 一日不食／全人教育／
波多野精一像／山色健／トーテムポール
幼稚部・低学年エリア
フレーベル像／童心通神／シュナイダー像／
アンデルセン像／清い心 よい頭 強い体／玉川っ子
中学年・高学年エリア
天馬行空／ Yee are the salt of the earth. …／
汝等は世の光なり地の塩なり／第二里を行け／ピーターパン像／
イエスはますます智恵が加わり～／ニルス・ブック像
聖山・ESTEAMエリア
小原國芳の胸像／丹心答聖明／聖観世音菩薩像／
ベートーヴェン像／神なき知育は知恵ある悪魔をつくることなり／
慧眼見真／玉川モットー（英語版）
大学６号館・農場エリア
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内山雄介【文学部芸術学科2001年卒業】 - 数字でみる玉川 13
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