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玉川大学STREAM&海外大学COIL ワンキャンパスの魅力を生かし分野横断型STREAMstyle教育を海外大学と連携して実践

2021.12.02

玉川大学の全学生が履修できるユニバーシティースタンダード科目として2021年度春学期に開講した「複合領域研究:Introduction to Japan: Arts and Science in English」。日本の芸術文化、自然環境、社会経済、技術革新について多角的に英語で学び、グループ毎に課題に取り組み、海外の大学生に発表/交流する授業が展開されました。

各学部教員により、日本の教育哲学の基層にある価値観、実際にAI翻訳機を試したコミュニケーション、コンピューターミュージックの歴史と動向、メディアツールによる観光のグローバル変革、海外に飛び立つ日本人ディアスポラ、グローバルビジネスにおける法律と文化要因の影響、電気自動車の世界的動向やそのエネルギー源、そして、AIを用いたアート作品について講義や実習がありました。学外にも活動の場を広げ、箱根自然観察林へのフィールドワークでは、奥山を歩きながら五感を使い、生態系について人間と自然の関わりを考える貴重な体験をしました。

各学部の教員の講義内容

  • 日本の教育:変わっているもの、変わっていないもの
    Education in Japan: What is changing and unchanging?
    教育学部 大谷 千恵 先生
  • AI・ロボティクスの技術で言葉の壁は越えられるか?
    Can AI and Robotics Technology Overcome the Language Barrier?
    工学部 岡田 浩之 先生
  • 音楽とテクノロジー
    Music and Technology
    芸術学部 リー,ジョナサン F 先生
  • 旅行メディアの中の日本
    Japan as Featured in Travel Media
    観光学部 法島 正和 先生
  • 日本と日本の外にある日本(part1: 歴史、背景・part2: 文化、教育学
    Japan and Japanese Diaspora(Part1・ Part 2)
    リベラルアーツ学部 山田 亜紀 先生
  • グローバル・ビジネス
    Global Business
    経営学部 石戸 修 先生
  • 人や物の移動を支えるエネルギー
    Energy that Enables the Mobility of People and Commodities
    工学部 斉藤 純 先生
  • 日本のアート探訪:伝統とこれから
    Visual Arts in Japan: Past and Future
    芸術学部 村山 にな 先生
  • 里山とは
    Satoyama
    箱根自然観察林でのフィールドワーク
    Fieldwork in Hakone
    農学部 南 佳典 先生、吉川 朋子 先生

このように多分野の講義と野外フィールドワークをもとに、グループワークではテーマを設定し、調査しました。海外の大学生たちに向けて、授業で学んだ内容、培った視点を生かし、クリティカルシンキングを意識し、“今の日本を生き生きと伝える” 下記の発表を作り上げました。

  1. 日本の踊り(盆踊り)
  2. デジタルアートと観光(インスタ映え)
  3. 世界で活躍する日本のポップミュージシャン
  4. プロジェクションマッピング
  5. 日本の食と添加物
  6. LGBTQ

授業最終回に行われた最終発表会では、米国フィラデルフィア、ドレクセル大学の日本語学科の授業を履修する学生たちが30名ほどオンライン報告会に参加しました。それぞれの発表の後半には、海外の学生たちへの質問と議論したいトピックを添えて、その後グループごとに別れて意見交換の時間をとりました。玉川大学と海外の大学生たちは、すぐに打ち解け活発な意見が交わされました。あらためて、日本について、詳しく伝えることの難しさ、興味を持って聞いてくれた時の嬉しさなど、お互いが学び合うことで刺激的で楽しいひと時を過ごしました。

箱根自然観察林でのフィールドワーク 2021年6月12日
発表会の全体写真 2021年7月24日

参加した学生に感想を聞いてみました。

リベラルアーツ学部 1年生 佐藤 千夏 さん

学部の垣根を超えて様々な分野を学ぶことができました。普段考えることのないトピックについて考えを巡らすことはとても有意義で、どの授業も印象に残っています。少人数の授業だったため授業中に学生が意見を共有することもでき、学ぶだけで終わらない環境が良かったです。
最終発表で私のグループは、「食への意識と食品添加物(Food Awareness and Food Additives)」というテーマで発表しました。最初は個々のトピックが独立しすぎるあまり、全体の一貫性を出すことに苦戦しましたが、同じグループの諸先輩方とオンラインではありますが対話を重ね、発表までたどり着きました。諸先輩方の取り組む姿勢がとても勉強になりました。

経営学部 3年生 山本 真由 さん

私は本授業の最終プレゼンテーションの司会進行に立候補し担当することができました。英語での司会進行は初めての経験で大きなチャレンジでした。そのため、事前に司会進行のフレーズや、海外のプレゼンテーションの動画を調べ、何度も練習し本番に臨みました。反省するところはあるものの、滞りなく進めることができ安心しました。先生方やクラスメイトの学生から、お褒めの言葉をいただくこともでき達成感を感じることができました。
その後、この経験を活かして、玉川大学の国際教育センター主催で開催された、ビラノバ大学とドレクセル大学の学生との国際交流活動の司会進行にもチャレンジしました。この授業での取り組み方を思い出し、オンラインでのセッションの反省点を活かして、笑顔で場を和ませながら円滑に会を進めることができました。

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