【コラム】学修サポート・デスク
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スマホと思考の相性
授業の課題を作成するとき、みなさんはどのデバイスを使っていますか?
普段からスマホを使い慣れていると、PCよりもスマホのほうが気軽で扱いやすいと感じる人もいるでしょう。
なかには「下書きはスマホで、最終提出はPCで」というスタイルの人もいるかもしれません。
しかし結論から言うと、たとえ下書きであってもスマホの使用はおすすめできません。
というのも、思考を深める作業とスマホはあまり相性が良くないからです。
私たちの思考は、必ずしも頭の中だけで完結しているわけではなく、多くを「空間」に依存しています。
算数や数学の問題を解くときに図を書いた方が分かりやすいのもそのためです。
また、広い机で作業したり、大きなホワイトボードを使って議論したりすると、アイディアが出やすくなったという経験はないでしょうか。
つまり、広い空間を使えるほど思考の働きは活発になるのです。
では逆に、スマホを使って思考を深めようとするとどうなるでしょう。
小さな画面に制約されることで、考えを展開する余地も狭められてしまいます。
その結果、作業の質が下がり、生産性にも悪影響を及ぼすことは明らかです。
だからこそ、思考を要する課題やレポート作成では、なるべくPCや紙など、広い画面や広い空間を活用できる手段を選びましょう。
日常のちょっとした工夫が、自分のパフォーマンスを高める大きな一歩になります。
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