【コラム】学修サポート・デスク
学修サポート・デスクのコラムへようこそ。
2015年度に開設された学修サポート・デスクも、おかげさまで丸10年が経ちました。
これまでご利用いただいたすべてのみなさまに、心より感謝申し上げます。
さて、このたび学修サポート・デスクは新たにコラムをお届けすることになりました。
1回目の今日は、学修サポート・デスクの名前ともかかわりのあるお話から。
「学習」と「学修」のちがい
みなさんは「学習」と「学修」の違いを知っていますか?
「学修サポート・デスク」も、
「学習サポート・デスク」ではないですよね。
じつはこれ、きちんとした理由があるのです。
では2つの言葉はどんなふうに違うのでしょうか。
「学習」は、高校までの学びについて使われる言葉で、先生から教えてもらうことが中心の、受動的な学びを指します。
教わったことをテストで間違いなく書ければ、よい成績につながったと思います。
これに対して「学修」は、大学での学びについて使われる言葉で、自らが主体的に組み立てていく、能動的な学びを指します。
たとえリアクションペーパーであっても、ただ教わったことを書くだけでは成績につながりにくいでしょう。
大切なのは、自分の目線で掘り下げる姿勢を示せるかどうかです。
こうした使い分けの端緒となったのは、文部科学省の中央教育審議会(中教審)が2012年にまとめた答申(*1)です。
大学での学びは「学修」であると明記されたことにより、高校までの学びから、はっきりと区別されるようになりました。
というわけでこの学修サポート・デスクも、「学修」という言葉を携えて、みなさんの大学での学びを応援しています。
長いようであっという間の大学生活。
ぜひ積極的にいろいろなことにトライして、自分だけの豊かな目線を育んでいってください。
(*1)「新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて~生涯学び続け、主体的に考える力を育成する大学へ~(答申)」
本文(1/2)のp.2参照、2025/5/23閲覧。
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