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留学体験談

オレゴン大学

自分の弱さと向き合い続けた半年間

松永さん
教育学部
留学時の学年:2年
留学期間:6か月

オレゴン大学に行くきっかけは、大学1年次の夏に参加した、アメリカでのSAE研修プログラム終了後に感じた後悔でした。もっと勉強してアメリカにもう一度行きたい、そして今度は自分の学びたいことを存分に学ぼうと決心し、半年後、次の留学先に選んだのがオレゴン大学でした。半年間のオレゴン生活は、正直、自分の弱さと向き合う時間が多く、悩むこと、投げ出したくなることの方が多くありました。はじめの語学研修中は、Writingの課題を思い通りにこなせず嫌気がさした時期もありました。それでも気を取り直して、完璧を求めるのではなく、間違いを恐れずにありのままを英語で表現することができるようになりました。また、インターンシップが始まった頃は子どもが何を言っているのか聞き取れず、それに応えてあげられない日々が続き、自分の無力感に打ちのめされ、ただ日々が過ぎてしまっていました。そんな時にいつも思い返していたのは、1年次の研修後に感じた悔しさでした。常にその原点に戻り、インターンシップをしている意味、ここで学んでいる意味を確かめ、「分からないことは分かるまで聞く、そして自分の弱さにとことん向き合おう」そう前向きに考え、立ち直ることができました。そして、常に私の心の支えであり、かけがえのない存在となったのはホストファミリーでした。4人のパワフルな子どもに、歌と踊りが大好きなホストマザー、そしていたずら好きで子ども心を忘れないホストファザー。このファミリーに出会ったことで、多くの体験ができました。オレゴン大学の学生とイエス・キリストの教えを考える活動、また、Thanksgiving Dayやクリスマスには、その活動を共にする学生が家に集まりパーティーを開き、そこで多くの学生と交流することができました。本当に数え切れないくらいのたくさんの人と出会い、交流することができたのは、この家族のおかげです。新たなことにチャレンジすることを恐れ、一歩踏み出せずにいた私の背中を押してくれたのはホストファミリーでした。“Keiko, you only live once. Just try to do everything whatever you want.” この言葉が私の背中をいつも押してくれました。日本に帰国後、何かに迷う度、頭に浮かぶのはこの言葉です。留学を考えている方へ、私は迷いなく伝えたいと思います。人生は一度きり。自分のしたいこと全てに挑戦してください。

コロンビア大学

The Experience at Columbia University and American Language Program

深草さん
経営学部
留学時の学年:3年
留学期間:4か月

今回、私が留学を決めた理由は、海外で働くという将来の夢に向けて、大学生の内から海外での在住経験を積みたい、世界中の人達とコネクションを持ちたいという強い気持ちがあったからです。また、留学先での人との繋がりは自分の語学力向上だけでなく、視野の拡大や人間的な成長にも繋がると考えました。
コロンビア大学の留学生向けプログラムは、American Language Programと呼ばれ、秋はインテンシブプログラムで週18時間、3人の先生が担当します。オリエンテーションでは、ライティングのプレイスメントテストがあり、レベル1~9のうち私はレベル6のクラスに入りました。このレベルでは日常レベルの会話力やライティング能力は既に習得しているのを前提に授業が進められます。クラスメートの年齢や国籍はバラバラですが、皆意識の高い、明確な目標を持った学生ばかりです。授業内容はアカデミックで、移民やアメリカについて取り上げ、実際にコロンビア大学の権威ある教授の講義を受講する機会もありました。授業外でもレポートやプレゼン準備等、毎週山のように課題が出るので、週末も課題漬けになることが少なくありませんでした。正直、私は序盤に授業についていけず、担任の先生方に個人面談を設けて頂く機会がありましたが、そのような場合でも先生方は親身に相談に乗ってくださり、大変感謝しています。
授業外では日本語チャットクラブやLanguage Exchange Programを利用し、ネイティブの学生と交流する機会も持てます。また、キャンパスの内外では学生団体主催のイベントやスポーツの試合も頻繁に開かれているので、アメリカの大学ならではの体験や楽しみ方も出来ました。
今回の留学で得た友人、体験等は私にとってかけがえのないもので、一生残るものです。留学中に心が折れそうになった場面は数えきれないほどあります。しかし、そのような過酷な環境に身を置いて、困難を乗り越えた事で自分の人間的な成長や自信にも繋がりましたし、英語学習の大きなモチベーションにもなりました。就職活動等、不安が今後も絶えませんが、今回の留学経験を糧として海外で働くという夢を引き続き追い続けたいです。今回の留学が、その意志をより強固にしてくれました。

ドレクセル大学

アメリカ留学を終えて

運道さん
文学部
留学時の学年:4年
留学期間:5か月

私は今回SAE海外留学に参加させていただくまで、海外に出たことが一度もありませんでした。しかし、海外で様々な国の人と交流することは、何年も前からの私の夢でした。行きの飛行機が着陸する際、初めて自分の目でアメリカの街並みを見た時の興奮と緊張は、今でも鮮明に覚えています。空港での荷物の受け取り、入国審査、空港から寮までの道のり全てにおいて、緊張と不安でいっぱいでしたが、そのどれもがまた新鮮で嬉しい気持ちでもありました。
学校が始まってからはたくさんの友達と会うことができました。最初のオリエンテーションでは新しい学生が私を含めて3人だけでしたが、その分話す機会も多く、緊張しながらも必死に話そうとトライしたことを懐かしく感じます。最初のセメスターは、私のクラスメイトは、ほとんどアラビックの学生でした。彼らのアクセントがとても強く、最初の頃は聞くのに苦労しましたが、1か月が過ぎた頃には少しずつ聞けるようになっていました。授業では先生が何を言っているのか、なかなか聞き取ることができず、それによって発言することもできず悪戦苦闘していましたが、それもまた1・2か月が過ぎた頃には慣れて、徐々に言いたいことを言えるようになりました。英語が徐々に使えるようになってくると、外へ出ることがさらに楽しくなり、日々の生活に対して更に興奮していたのを覚えています。
アメリカ出発前、私は楽しい海外留学ばかり想像していたため、言葉の壁にぶつかった時に少し辛い思いをしました。ただ、それを乗り越えた後は、本当に留学生活が楽しいと感じました。乗り越えたと言っても英語はまだまだ勉強不足ですが、会話できることが本当に楽しかったです。学校の他に寮でも多くの友人を作ることができました。International House Philadelphiaには、アメリカ人をはじめ、多くの国の学生が住んでおり、交流の場もたくさんあり、充実した毎日を送ることができました。特に仲の良かったアメリカ人の友達とは今でも連絡を取り合い、私の実家のある石垣島まで遊びに来てくれました。多くの良き友人を作ることができ、とても嬉しく思っています。
このような素晴らしい経験をさせてくれた両親、サポートしてくださった国際教育センターの方々、また留学先で出会った先生方と友人には感謝の気持ちでいっぱいです。この経験をこれからの就職活動、そしてその後にも活かしていけるように頑張りたいと思います。ありがとうございました。

ペンシルベニア大学

  • 実感した留学の意義

    千 薇薇さん
    経営学部国際経営学科
    留学開始時の学年:2年
    留学タイプ:語学
    留学期間:2022年8月~2023年8月(1年)

    ペンシルベニア大学は、アメリカ・ペンシルベニア州フィラデルフィアに位置し、アイビーリーグに属する名門校です。現地で出会った学生は皆優秀で、お互いにモチベーションを高め合いながら成長できる最高の学修環境が整っていると感じました。留学中は毎日が充実していて、日本での通常の1日より3倍くらい内容の濃い時間を過ごしていたため、1日を3日に分けて生活したいと思うほどでした。
    私が参加したペンシルベニア大学付属のEnglish Language Program(ELP)では、英語の勉強はもちろんのこと、アメリカやフィラデルフィアならではの体験ができる課外活動も豊富に提供されており、毎週のように学校主催のイベントに参加しました。課外活動には、りんご狩り、カヌー、スケートなどの娯楽的なイベント、サンクスギビング(感謝祭)やクリスマスなどの文化的なイベントの他、ニューヨークやワシントンD.C.への日帰り旅行などもありました。学校が提供する行事に積極的に参加することで、個人では体験することのできない貴重な経験ができました。
    ELPでの学修以外で特に力を入れたのは、演劇部での活動です。初めは、現地学生の早口な英語や微細なニュアンスを理解することができず苦労しましたが、得意とする美術で演劇部の活動に貢献することを心がけました。その結果、皆で目標達成に向けたビジョンを共有できるようになり、担当した公演は、演劇部歴代公演の集客率1位を獲得しました。この経験から、英語力の向上だけでなく、言葉や文化の壁に臆することなく、積極的なコミュニケーションを図ることで困難な状況を克服することができるのだと学びました。
    留学を決意する前に、なぜ留学をするのか、大金を投資して英語を学びに行く価値があるのか、自分の目標や希望など、様々なことを考えました。留学の目的や意義を熟考し明確にしたことで、目標を見失うことなく、留学中に起こった多くの困難や課題を乗り越えることができました。さらに、留学で得た経験は、言葉や文化の違いを超えた新しい視点を養い、自己の成長につながる非常に価値のあるものだと実感しました。

  • 切り開く力

    田中さん
    経営学部
    留学時の学年:2年
    留学期間:6か月

    私は、自分の英語力を向上させることと、何もわからない環境に飛び込んだ時に、自分の力がどれだけ通用するかを確認したい気持ちがあり、留学することにしました。また、経営学部に所属しており、Wharton Schoolで経営学を学習できるチャンスがあることからペンシルベニア大学へ留学することに決めました。
    留学をしたことで、いつもとは違う環境で生活し、自分の世界を広げることができました。また、異文化に触れて、刺激的な経験をすることもできました。例えば、学校内で募集をしているボランティアに参加する機会があり、ホームレスの方に食べ物を提供するボランティアに参加しました。ボランティア中は、黙々と食事を提供する場面が多かったのですが、中には気軽に話しかけてくれる人もいて、知らない人でも気軽に会話をするというアメリカの文化を肌で感じることができました。
    留学で英語が上達することは、誰でも思い浮かべると思います。しかし、自分が実際に留学をして、それは浅い考えだった事に気付きました。留学が充実した内容になるかは、周りの環境だけではなく、どれだけ自分から行動できるかによって大きく左右されるものだと実感しました。自ら英語を使う場面を作らなければ身につけられないと感じ、自分からボランティアやパーティなどに参加する積極性も身につけることができたと思います。
    留学をした初めの頃は、単語や文法を気にして、正しい英語を話すことに執着していました。しかし、自分の気にしすぎが原因で発言を躊躇してしまうこともあり、挑戦するチャンスを逃していることに気が付きました。留学を考えているあなたも、少なからず英語に関する不安を抱いていると思いますが、不安になりすぎることは自分の行動を抑えることにも繋がります。英語の質については考えすぎず、ぜひ自分の個性を相手に見せる気持ちで留学をしてみてください。

  • 熱い想いの挑戦者

    笹川さん
    経営学部
    留学時の学年:2年
    留学期間:1年

    いま私の文章を読んでいるあなたは、なぜ留学に行きたいと考えていますか?英語力を鍛えたい、異文化交流をしたいなどの理由があるでしょう。しかし、海外に行けば英語力が上がる、ネイティブと関われると考えるのは浅はかです。留学は留学前から始まっています。私は準備してきた英語力をパフォーマンスする場所が留学先だと思っています。実際に私はスムーズにアメリカの環境に溶け込むために、日本にいる内から周りの環境をすべて英語にしていきました。渡米後も受け身の姿勢では成長のスピードが遅いです。私は常に熱い志と行動力に溢れていました。語学学校の枠を超えて現地の人たちとの関係を作りたいと思ったので、大学の講義を聴講したり、クラブ活動やボランティアに参加して、学んだ英語を使う機会を積極的に作りました。講義の聴講では、アメリカの大学生がどのような姿勢で授業に取り組んでいるのかを肌で感じることができました。
    留学して半年が過ぎた頃、積極的であった私も毎日繰り返される日々に慣れてしまいました。しかし、私は親友のおかげでこの悪い「慣れ」にいち早く気づき、行動に移せました。きっかけは、彼に誘われて訪れた教会でのお祈りです。毎週このお祈りの時間は神様に話しかけるだけでなく、自問自答をして現状を深く考え直す大切な時間にもなりました。こうして再び挑戦の日々を取り戻し、最後のセッションではウォートンスクールでマーケティングの正規授業を受講しました。この授業で現地の学生と共に学び、議論し合う機会を得られたのは、毎日積み重ねてきた努力があったからこそです。留学に行く前に自分なりの目標を立てて、そこへ向かうための段階的な目標設定をする事も大切です。
    留学において学べる事は英語だけではありません。突き詰めていけば本当の自分を知ることのできる最高の機会になります。分からない事をすぐにスマホで調べられる現代人だからこそ、答えが見つかりにくい「ワタシとは何か?」を探求するべきだと思います。
    留学で英語を学びに行くのも良いですが、皆さんも自分探しの旅に出てみませんか?

エセックス大学

The Meanings of Studying Abroad

冨井さん
リベラルアーツ学部
留学時の学年:3年
留学期間:10か月

私は大学生になったら留学したいという小さい頃からの思いと、英語を身に着けたいという思いから今回の留学を決意しました。また、私は政治学に興味があったので、政治学で有名なエセックス大学を選びました。
いざ正規授業に参加してみると先生の英語は聞き取れるものの、現地の学生の英語を聞き取れないことも多く、自分の英語力のなさに落ち込むことも多々ありました。しかし、友達も先生も質問や相談をすれば親身になって答えてくれますし、それ以上に学生の意識の高さやディスカッションで意見交換をしていく楽しさに刺激を受けて、くよくよしていても始まらないと前向きに考えられるようになりました。
また、エセックス大学は学生の3分の1以上がイギリス以外の国から来ているという非常に多国籍な大学で、イギリスの文化だけでなく、様々な異文化体験をすることができます。何か困ったことがあればみんなが助けてくれる、とてもすばらしい環境です。
私がこれまでの留学生活で学んだことはたくさんありますが、もっとも大事だと思うことは、「英語はコミュニケーションの手段にすぎない」ということです。もちろん、英語を学ぶことも大事だと思いますが、英語を使って新しい知識を得たり、文化の違いを学んだり、自分の視野を広げたり、日本では学ぶことのできない経験をすることが大事なことだと気づきました。また、「自分で行動しなければ、何も手に入らない」ということも実感しました。私は、自分の英語に自信が持てないから、授業でも友達と出かけても消極的になり、聞く側にまわりがちでした。しかし、友達に「みんなと話すことが一番の練習だよ」と言ってもらい、それからは積極的に友達と話すようになって、少しずつではありますが自分の英語力が向上していることを実感できました。
留学をすれば英語を話せるようになるわけではありません。また、留学には多くの困難が待ち受けています。しかし、絶対にその経験は自分自身を成長させるとともに、様々な場面で私たちの可能性を広げてくれると信じています。この機会を与えてくれた両親、そして大学の皆さんに本当に感謝しています。

ロンドン芸術大学

  • London Time

    浅見さん
    芸術学部
    留学時の学年:3年
    留学期間:6か月

    ロンドン芸術大学の魅力は、3点あります。
    1:語学学校がロンドンの中心にある。
    2:英語だけでなく専門科目も受講できる。
    3:専門科目の授業は、プロから直々に教わることができる。
    上記の3点が自分自身に刺激を与えてくれたと確信しています。
    みなさんはなぜ留学したいのですか?そこで何を学びたいのですか?
    留学する為には、その理由や目的を明確に持ち、軸がしっかりしていないと、気付いたら帰国しているということになりかねません。一つでも強い目的を持っていれば、自然の流れに身を任せる事でも自己成長のきっかけになることもあります。また、慣れない環境で生活していくことになるので、自分が生活しやすい環境を作り上げていく力が必要です。身構えるのではなく、素直に毎日の小さな変化を楽しんでください。私は気分によって通学手段を変えたり、帰宅の際に徒歩で2時間かけて街を探索したり、時間の使い方を工夫し、それによる発見の多さを体感しました。
    ロンドン芸術大学は、他の語学学校とは違い、英語も芸術に関連させながら学びます。一緒に学ぶ友達もファッションデザイナーやインテリアデザイナーなどであり、世界中の人が集まってくる環境下で学ぶ事ができます。今までカナダやアメリカで語学留学を経験してきましたが、今回、初めての環境でいろいろな世代の人々と関わり、英語だけでなく、人としても学ぶ事が多くあり、本当の意味での異文化を体験できました。
    私は、Academic EnglishとMedia courseを受講したのですが、想像以上に大変な毎日でした。Academic授業の宿題とプロジェクトの準備に追われる日々。一日が課題やプロジェクトで終わってしまうことはよくあることです。その中でも、勉強が大変だからと全ての時間を勉強に当てるのではなく、時間の使い方を意識すると忙しくともコミュニティーを広げる事もできました。学校内だけでなく、土日には日帰り旅行やパーティーなどイベントが沢山あります。語学留学生だけでなく正規生とも交流できるとてもいい機会でした。またAcademicのクラスは、プロジェクトが大変な分、一緒に頑張ったクラスメイトとの仲は深くなり、休日に集まってパーティーを開いたり、一緒に買い物をしたり、図書館で一緒に資料を集めたり、展示会に行ったり、それらを通して人の感性にも触れる事ができました。
    私は夢だけを持ち、すべての変化を楽しみながら留学生活を過ごしました。みなさんも自分らしい留学先での学び方や過ごし方を探してみてはいかがでしょうか?

  • “大好き”を生かして

    山下さん
    芸術学部
    留学時の学年:3年
    留学期間:6か月

    私は絵を描くことや、日本のアニメやゲームが大好きです。家にいるのが好きで、人と話すことはあまり得意ではなく、英語もあまり好きではありませんでした。そんな私がイギリスに留学を決めたのは、ヨーロッパに行ってたくさんの芸術に触れ、視野を広げることが自分の将来に意義のある経験になると思ったからです。
    ロンドンに来た当初は何もかもが初めてで、本当にここでやっていけるのか、とてつもない不安に襲われました。クラスでプレゼンテーションを行った際には、緊張してみんなに伝えられるか不安だったので、自分でイラストを描き、紙芝居を作ってプレゼンに臨みました。それを見た先生や友達から「本当に素晴らしいプレゼンだった」と言われ、自分の得意なことを生かして人を楽しませることができたことがとても嬉しく、自信に繋がりました。
    何よりも楽しみにしていたアートの授業では、初めて木炭やアクリル絵具を使ってヌードデッサンをしたり、美術館訪問をして様々な絵画に触れたり、今まで経験したことがないアートに触れ、良い刺激になりました。また、自分が描いた絵に対しての先生からのアドバイスで、日本で気づくことができなかった欠点や癖も徐々に理解できるようになり、数をこなすごとに改善できました。
    また、日本文化のイベントに参加し、日本の漫画やアニメ、ゲームが当たり前のように親しまれ、愛されていることを目にしました。自分の大好きなアニメのコスプレをした人を見つけた時には、胸が弾け飛ぶような勢いで嬉しかったです。また、イギリス人や他国の友達と日本のアニメについて話すことの楽しさに気づき、その時はじめて英語で喋ることが楽しい、もっと喋りたい、伝えたいと思うようになりました。
    将来は映像系の職業に就き、自分が作った物で人を楽しませることを夢に見ています。大学4年間と、この留学で経験した人との出会い、文化を分かち合うことや創ることの楽しさを忘れずにいたいです。将来、仕事で自信を無くしたとしても、留学中に感じた人を感動させることの楽しさや、日本の文化を愛してくれる他国の人たちを思い出して、諦めずに乗り越えていきたいと思います。

ロンドン大学ゴールドスミス

人生の幅を広げる挑戦

柴田さん
芸術学部
留学時の学年:3年
留学期間:6か月

私は人と芸術のコミュニケーションに魅力を感じ、芸術的感性を磨きたいという理由と、新たな自分への挑戦としてロンドン大学ゴールドスミス留学を選択しました。初めて長期にわたり外の世界に出てみると、想像をはるかに超えた経験や得るものがありました。例えば授業は各自の意見を求められる参加型が主で、皆の前で話す機会が多く、他の学生の堂々とした姿勢に圧倒されて当初は消極的になりがちでした。しかし、正しい文法で話さなくてはいけない、濃い内容を話さなければならない、そんなかっこつけはガードに過ぎず、自分への言い訳だという自身の弱点に気付く事ができました。それと同時に、何があっても笑い飛ばせるような順応性があるという強みも発見する事ができました。このような具体的な気付きは自分をブラッシュアップさせ、自信にも繋がります。また、Goldsmithsは「なぜ」を重視し、意見をシェアすることが多い分、疑問が生まれ自身に問いかける事が増えます。そのため予想外の考え方や価値観、感性に出会う事ができ、更には情報を整理し、物事を伝達するコミュニケーション能力も身に付ける事が可能です。それだけではありません。多種多様な国籍が集まるイギリスは生活面、文化面においても日々新たな発見と様々なチャンスが転がっています。芸術で溢れた街並みは目で見て感じる奥深さと魅力があります。
 留学すれば英語が自然に話せるようになる、実際はそんな簡単なものではありません。イギリスへ留学するには事前にIELTSのスコアが必要ですし、現地に来てからも精進の日々です。しかしその分得られる事は比較にならない程多く、自分発見の環境としても最適です。挑戦が発見や出会いを生む。そこで得た喜びや時に悔しさは大きな目標を生み、具現化しようとする。そして培われた経験は自信へと繋がり、更に挑戦しようとする。留学とはそういう意味でも広い視野で目の前の世界を見る事ができるようになり、この財産が人生の幅を広げると確信しています。留学が少しでも視野にある方、それは既に自分自身への挑戦が始まっているのです。一歩踏み出す勇気を持てば、そこには経験した事のない素晴らしい世界が広がっています。

ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン

See the World

石森さん
文学部
留学時の学年:3年
留学期間:5か月

私がUCLを選んだ理由は主に二つあります。一つ目は、世界的にレベルも高く、また多くの国から留学生を受け入れていること。様々なことから刺激を受け、また、質の高い授業が受けられると考えたからです。二つ目は、高校一年生の時、ホームスティで初めて行った外国がイギリスだったこともあり、強い想いがあったからです。当時は稚拙な英語しか使えず、とてももどかしく思っていました。その時、「もう一度成長した自分になってイギリスの景色を見たい!」と誓ったことから、今回の留学を決意しました。
UCLのPre-sessional Courseは、将来UCLまたはイギリスの大学院を目指す世界各国のクラスメイトとともに学習します。大学院進学を目標にしているため、授業のレベルがとても高く、最初は授業を理解するだけで苦労しました。そんな刺激の多い環境で学んだ半年間はあっという間で、毎日何かしら吸収することがあり、非常に有意義なものでした。授業は少人数制で、先生は授業中も、週に一度のチュートリアルでも、一人ひとりにあったアドバイスをしてくださいました。Pre-sessional Courseでは、Academic Englishに焦点を置き、英語の4技能を伸ばします。Listeningでは主にUCLの実際の講義を聞いてNote-taking skillを身に付けます。Readingでは、自分の専門分野にとどまらず、様々な分野の記事を読み、英語で知識の幅を広げます。Writingでは実際にResearch Essayに取り組み、自分の専門分野について批判的に論述します。Speakingでは、あるトピックについてクラスメイトとディスカッションをしたり、Research Essayの内容をもとに、プレゼンテーションに取り組みます。このような勉学を通じ、自分自身にも英語にも自信が持てるようになったことが大きな変化だと感じています。また、日本人が周りにほとんどいなかったため、日本語に頼ることもなく、問題解決力や自立心を養うことも出来ました。またいつかイギリスに戻ってきて、UCLの大学院生として留学をしたいという目標も出来ました。いま少しでも留学を考えている方、あきらめずにぜひ挑戦してみて下さい。それは必ず自信へと繋がり、一生ものの財産となります。

ビクトリア大学

  • 時間は有限!〜どう過ごすかは自分次第〜

    正田さん
    経営学部
    留学時の学年:2年
    留学期間:7か月

    同じ期間、同じ環境に身を置いても、成長度や吸収具合は自分次第で大きく変わります。私は留学先での有限な時間を無駄なく有意義に過ごすため、留学前に目標設定を行いました。その目標は、語学プログラムで高成績を獲得すること、多国籍の人々と関わり文化を学ぶこと、そしてネイティブスピーカーから発音やスピーキングを習得することの三点です。帰国した今、私はこれらの目標を達成できたと感じています。
    まず、語学プログラムでは“積極的参加”と“授業創造”を意識していました。グループワークでは自分が最初に発言することやメンバーの意見を引き出してグループをまとめること、クラスメイトの前でも躊躇せず発言することで、ただ授業を受けるだけでなく、授業を“創る”側でいることを決めていました。授業外でも自分で更に学習を追求できるシステムが整っていたため、それらのシステムも有効に活用しました。その結果、留学中の2学期共に90%を超える高い成績を獲得することができました。
    語学研修は、現地の学生と同じ授業を受けることはできませんが、英語を学びに様々な国から集まった人々と出会えることが魅力でした。そのため、クラスメイトだけでなく、出会った様々な国籍の人々にも、迷いなく話しかけて友達を増やしました。交流の中で異文化を理解し、新たな知識を得ながら、今でも連絡を取り合う大切な友人に出会うことができました。また、現地学生と関わる機会も作り、交流を求めました。具体的には、週ごとに開催されるイベントやダンスのクラスに通って現地学生の友人を作り、文化や流行に触れることもできました。
    毎日関わるホストファミリーからも様々なことを吸収し、ホームステイの利点を活かすため、日々の会話を楽しみ、時にはプレゼンの練習を見てもらったり、発音練習に協力してもらったりしていました。学校での発音練習システムと合わせて、ホストファミリーとも練習することで、ネイティブスピーカーから発音やスピーキングを学ぶことができ、目標達成に繋がりました。
    このように、留学前に目標設定をし忠実に達成していくことで、時間を無駄にすることなく、より多くのことを吸収できました。カナダで学ぶチャンスを得ていることへの感謝の気持ちと責任感を強く持っていたことが、自分に負けず、ストイックに目標に向かい続けられた理由だと思います。今後もこの経験を糧に精進したいと思います。

  • Be Active

    神田 美乃里さん
    文学部英語教育学科
    留学開始時の学年:3年
    留学タイプ:語学+ボランティア
    留学期間:2022年9月~2023年8月(1年)

    大学3年の秋から1年間、カナダのビクトリア大学へ留学をしました。最初の10か月間は、ビクトリア大学付属の語学学校に通い、残りの2か月間は Canadian Red Cross(カナダ赤十字社)でボランティア活動を行いました。
    語学学校では、留学の最も重要な目的でもある英語力向上のために積極的に授業に参加をしました。初めの頃は、他の国からの学生の積極性に圧倒され、思うように意見が出せずに悩んだ時期がありました。しかし、せっかく留学に来ているのだから後悔のないようにしようと思い、間違えてもいいから絶対に発言する、分からないことを先生に聞きに行く、ということを実践し、授業後に開かれるワークショップにも参加しました。加えて、苦手としていたリーディングとスピーキングを強化するために授業以外の自己学修にも励みました。その甲斐もあり、最後の学期には、一番高いレベルのクラスで授業を受けることができました。他のレベルのクラスは日本人が大半を占める中、このクラスでは日本人が私一人だけの、多国籍な学生が集まる環境で授業が展開されていたため良い環境で学修することができました。その結果、留学前よりも英語力の向上はもちろん、積極性も身につけることができました。
    ボランティアでは、英語を使って色々な人の手助けができる喜びを深く感じました。Canadian Red Crossでは、主に車いすや杖などの貸し出しの手続きを担当しました。英語を使って電話をする機会も多くあり、始めは抵抗感があったものの徐々に自分の英語力に自信をもつことができるようになりました。10か月間の語学学校での成果を確認できたうえに、出会った人に沢山の「ありがとう」という感謝の言葉をもらい、やりがいのあるボランティアであったと改めて実感しています。
    私には、英語の教員になりたいという夢があります。将来、教員になった時には留学中に体験した様々なことを子どもたちに伝えて、グローバルな視点をもった生徒の育成に貢献をしていきたいです。

  • たかが5か月、されど5か月。

    白川さん
    芸術学部
    留学時の学年:3年
    留学期間:5か月

    私はビクトリア大学付属語学学校で約12週間の語学留学と、約8週間のボランティア活動を行いました。語学学校では英語の基礎を学びなおすだけでなく、発音矯正、プレゼンやディベートなどで自分の意見を効果的に発言する方法、他の人の意見を引き出し話し合うなど、知識としての英語だけでなく、社会に出てからも実践的に“使える英語”を学びました。語学学校で出会った多国籍な友人達とは、互いの文化や考えの違い、目標や夢を共有、切磋琢磨し、とてもいい刺激を毎日受けていました。休日には様々な観光地へ一緒に行き、思い出を作るだけでなく、相談し合う仲になり、互いの国で必ず再会しようと約束するほどの、かけがえのない友人達も作ることができました。
    ボランティアでは、他のボランティア先に比べ高い語学力と積極性、パソコンスキルが求められる地元のバレエ団の事務所にインターンとして採用されました。ボランティア中はパソコンでの仕事だけでなく、お客様の対応、イベントPR、バレエ団のCM放映に関するテレビ局訪問など、オフィス外での仕事もたくさん経験させていただきました。また、玉川の授業で学んだ日舞を、バレエ団主催のイベントで披露したのも、とてもいい経験でした。
    このボランティア先で上司に言われた言葉は、一生忘れることがないと思います。それは、「君は感性が豊かで仕事もできる。待っていないでそれをアピールしなさい。恥ずかしがらず、失敗からたくさんのことを学びなさい。そしてもっと自信を持ちなさい。時間は有限だ。いつかは死ぬのだから、自分ができることの中から選ばないで、自分がしたいことをしなさい。」という言葉です。大学3年生という卒業後の進路を考える時期に聞けたこと、しかも片耳が聞こえない状況でもいつも笑顔を忘れず働き続けている上司から言われたことが、私の背中を強く押してくれました。
    また、語学学校とインターンの合間にシアトル、トロント、バンクーバー、イエローナイフへの旅行や、ガールズダンスとヒップホップとホットヨガを習い、学外の人たちと接する機会を積極的にもつようにしていました。英語でダンスとヨガを習うことで、自分の興味ある分野の専門用語を知ることができたのでとても良かったです。
    5か月という短く限られた時間だからこそ、用意されたプログラムはもちろん、それ以外のことにも積極的に挑戦できました。この期間に得たスキルや経験などを生かすも殺すもこれからの自分次第です。帰国して終わり、ではなく留学からまた新たにスタートラインに立ったつもりで、留学のことを糧にして、これから先、自分が誇れる自分でいられるように精進したいと思います。

西フランス・カトリック大学

決意と行動力が実を結ぶ

木ノ原さん
リベラルアーツ学部
留学時の学年:3年
留学期間:6か月

私がフランスに興味を持ったのは、自分の夢を見つけたときでした。1年生の冬に短期研修で初めて渡仏しましたが、言いたいことが言えず、言語の大切さを痛感。それ以降、フランス語の勉強を始めました。就職活動のことを考えると、3年生からの留学はリスクと感じましたが、決意してからは留学に向けて準備を始めました。

 フランス到着の翌日には、テストと授業が始まりました。会話で困ることはあまり無く、初日から馴染めました。学校は課題が多く、2週間ごとに大きなテストがあります。留学当初の9月はB1.1のクラスで、Langue、Laboratoire、Expression oraleの授業に加えて政治、経済、地理などを学ぶ授業もあり、先生の話を聞きながらノートをまとめるのに苦労しました。授業中はどんどん発言できる環境に加え、何度も行ったプレゼンテーションのおかげで、人前で話すときに緊張することがなくなりました。10月からのクラスは、B1.2で、私は美術史、Expression orale、 Comprehension orale、Grammaire、そして必修のLangueを履修。実用的な能力を伸ばしたいと思い、この4つを選びました。
 ホームステイ先はフランス人のマダムに加え、アメリカ人3人、コロンビア人1人、私を含めた日本人2人での生活でした。文化の違いから不便なことや驚くことなどもありましたが、みんなで協力して乗り越え、友情が一層深くなりました。彼らは、私の宝物です。多くの文化を知ることは、バランスの取れた物の見方や思考力を身につけることになり、また世界の友達と話をすることで、知らず知らずのうちに型にはまっていた考えに気づき、先の道が開けたのではないかと思います。
 留学での経験全てが将来につながることは難しくても、学んだ事は自分の自信になりました。就職活動と重なる時期だったからこそ将来を考えて行動でき、濃い期間になりました。帰国後はすぐに就職活動に励み、幼い頃から夢だったファッションに関わる仕事に就くことができました。

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