留学体験談
オレゴン大学
Start with a Trigger, Stay with a Purpose
秋田 采美さん
リベラルアーツ学部リベラルアーツ学科
留学開始時の学年:3年
留学タイプ:語学+インターンシップ
留学期間:2023年9月~2024年3月(1学期間)

Go Ducks! この言葉を幼少期から何度も耳にして育ち、父の母校、オレゴン大学への留学は私の夢でした。大学で日本語教育に興味を持ち始めた頃、オレゴン大学が唯一、日本語教育インターンシップができる留学先であると知り、運命だ!と感じました。
このプログラムでは、語学研修を2ヶ月、インターンシップを4ヶ月行います。語学研修に入ると日本人が多く、理想と現実のギャップに直面しました。聞こえてくるのは日本語ばかりで、これでは留学の意味がないと感じ、英語環境を求めて自ら行動を起こしました。日本人以外の学生とグループワークを行ったり、正規の学生が参加する大学内イベントに参加したりすることで、少しずつ英語でのコミュニケーションに自信を持てるようになりました。
インターンシップが始まると、次の試練が待っていました。高校生の早口な英語に全くついていけず、どう接して良いかも分からなかったため、まず生徒全員の名前を覚えることから始めました。率先して出席確認の役を担当し、名前を覚え、生徒に話しかけるようにすることで、次第に生徒からも話しかけてもらえるようになりました。日本行事を紹介する授業では、日本文化や考え方の説明に苦戦しましたが、私が作成した資料を熱心にメモし、積極的に質問する生徒の様子を見て、教えることの楽しさや、この留学プログラムで得た経験の尊さを感じました。
留学のきっかけはかっこいいから、憧れだから、何でもいいと思います。私も最初は「留学」が夢であり、目的でした。しかし、留学に行く目的を熟考し、英語力向上や日本語教育の知識習得などを具体的に設定することで、どんな壁も自分の力で乗り越えられました。大学生活の中で多くのことに興味を持ち、挑戦することは重要ですが、その先に何を求め、目的とするのかを明確にすることで、より充実した時間を過ごせると留学を通して実感しました。
ドレクセル大学
アメリカ留学を終えて
運道さん
文学部
留学時の学年:4年
留学期間:5か月

私は今回SAE海外留学に参加させていただくまで、海外に出たことが一度もありませんでした。しかし、海外で様々な国の人と交流することは、何年も前からの私の夢でした。行きの飛行機が着陸する際、初めて自分の目でアメリカの街並みを見た時の興奮と緊張は、今でも鮮明に覚えています。空港での荷物の受け取り、入国審査、空港から寮までの道のり全てにおいて、緊張と不安でいっぱいでしたが、そのどれもがまた新鮮で嬉しい気持ちでもありました。
学校が始まってからはたくさんの友達と会うことができました。最初のオリエンテーションでは新しい学生が私を含めて3人だけでしたが、その分話す機会も多く、緊張しながらも必死に話そうとトライしたことを懐かしく感じます。最初のセメスターは、私のクラスメイトは、ほとんどアラビックの学生でした。彼らのアクセントがとても強く、最初の頃は聞くのに苦労しましたが、1か月が過ぎた頃には少しずつ聞けるようになっていました。授業では先生が何を言っているのか、なかなか聞き取ることができず、それによって発言することもできず悪戦苦闘していましたが、それもまた1・2か月が過ぎた頃には慣れて、徐々に言いたいことを言えるようになりました。英語が徐々に使えるようになってくると、外へ出ることがさらに楽しくなり、日々の生活に対して更に興奮していたのを覚えています。
アメリカ出発前、私は楽しい海外留学ばかり想像していたため、言葉の壁にぶつかった時に少し辛い思いをしました。ただ、それを乗り越えた後は、本当に留学生活が楽しいと感じました。乗り越えたと言っても英語はまだまだ勉強不足ですが、会話できることが本当に楽しかったです。学校の他に寮でも多くの友人を作ることができました。International House Philadelphiaには、アメリカ人をはじめ、多くの国の学生が住んでおり、交流の場もたくさんあり、充実した毎日を送ることができました。特に仲の良かったアメリカ人の友達とは今でも連絡を取り合い、私の実家のある石垣島まで遊びに来てくれました。多くの良き友人を作ることができ、とても嬉しく思っています。
このような素晴らしい経験をさせてくれた両親、サポートしてくださった国際教育センターの方々、また留学先で出会った先生方と友人には感謝の気持ちでいっぱいです。この経験をこれからの就職活動、そしてその後にも活かしていけるように頑張りたいと思います。ありがとうございました。
ペンシルベニア大学
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実感した留学の意義
千 薇薇さん
経営学部国際経営学科
留学開始時の学年:2年
留学タイプ:語学
留学期間:2022年8月~2023年8月(1学年間)ペンシルベニア大学は、アメリカ・ペンシルベニア州フィラデルフィアに位置し、アイビーリーグに属する名門校です。現地で出会った学生は皆優秀で、お互いにモチベーションを高め合いながら成長できる最高の学修環境が整っていると感じました。留学中は毎日が充実していて、日本での通常の1日より3倍くらい内容の濃い時間を過ごしていたため、1日を3日に分けて生活したいと思うほどでした。
私が参加したペンシルベニア大学付属のEnglish Language Program(ELP)では、英語の勉強はもちろんのこと、アメリカやフィラデルフィアならではの体験ができる課外活動も豊富に提供されており、毎週のように学校主催のイベントに参加しました。課外活動には、りんご狩り、カヌー、スケートなどの娯楽的なイベント、サンクスギビング(感謝祭)やクリスマスなどの文化的なイベントの他、ニューヨークやワシントンD.C.への日帰り旅行などもありました。学校が提供する行事に積極的に参加することで、個人では体験することのできない貴重な経験ができました。
ELPでの学修以外で特に力を入れたのは、演劇部での活動です。初めは、現地学生の早口な英語や微細なニュアンスを理解することができず苦労しましたが、得意とする美術で演劇部の活動に貢献することを心がけました。その結果、皆で目標達成に向けたビジョンを共有できるようになり、担当した公演は、演劇部歴代公演の集客率1位を獲得しました。この経験から、英語力の向上だけでなく、言葉や文化の壁に臆することなく、積極的なコミュニケーションを図ることで困難な状況を克服することができるのだと学びました。
留学を決意する前に、なぜ留学をするのか、大金を投資して英語を学びに行く価値があるのか、自分の目標や希望など、様々なことを考えました。留学の目的や意義を熟考し明確にしたことで、目標を見失うことなく、留学中に起こった多くの困難や課題を乗り越えることができました。さらに、留学で得た経験は、言葉や文化の違いを超えた新しい視点を養い、自己の成長につながる非常に価値のあるものだと実感しました。 -
熱い想いの挑戦者
笹川さん
経営学部
留学時の学年:2年
留学期間:1年いま私の文章を読んでいるあなたは、なぜ留学に行きたいと考えていますか?英語力を鍛えたい、異文化交流をしたいなどの理由があるでしょう。しかし、海外に行けば英語力が上がる、ネイティブと関われると考えるのは浅はかです。留学は留学前から始まっています。私は準備してきた英語力をパフォーマンスする場所が留学先だと思っています。実際に私はスムーズにアメリカの環境に溶け込むために、日本にいる内から周りの環境をすべて英語にしていきました。渡米後も受け身の姿勢では成長のスピードが遅いです。私は常に熱い志と行動力に溢れていました。語学学校の枠を超えて現地の人たちとの関係を作りたいと思ったので、大学の講義を聴講したり、クラブ活動やボランティアに参加して、学んだ英語を使う機会を積極的に作りました。講義の聴講では、アメリカの大学生がどのような姿勢で授業に取り組んでいるのかを肌で感じることができました。
留学して半年が過ぎた頃、積極的であった私も毎日繰り返される日々に慣れてしまいました。しかし、私は親友のおかげでこの悪い「慣れ」にいち早く気づき、行動に移せました。きっかけは、彼に誘われて訪れた教会でのお祈りです。毎週このお祈りの時間は神様に話しかけるだけでなく、自問自答をして現状を深く考え直す大切な時間にもなりました。こうして再び挑戦の日々を取り戻し、最後のセッションではウォートンスクールでマーケティングの正規授業を受講しました。この授業で現地の学生と共に学び、議論し合う機会を得られたのは、毎日積み重ねてきた努力があったからこそです。留学に行く前に自分なりの目標を立てて、そこへ向かうための段階的な目標設定をする事も大切です。
留学において学べる事は英語だけではありません。突き詰めていけば本当の自分を知ることのできる最高の機会になります。分からない事をすぐにスマホで調べられる現代人だからこそ、答えが見つかりにくい「ワタシとは何か?」を探求するべきだと思います。
留学で英語を学びに行くのも良いですが、皆さんも自分探しの旅に出てみませんか?
ビクトリア大学
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自分で切り開く!留学という人生の転換期
西羅 愛さん
経営学部国際経営学科
留学開始時の学年:2年
留学タイプ:語学+ボランティア
留学期間:2023年9月~2024年4月(1学年間)高校生の時に、フランスへ留学に行った友人の体験談を聞いて留学への興味を持ちました。ビクトリア大学での7カ月の留学プログラムに参加し、目標として、語学力を向上させ、様々な価値観を持つ人々との交流を通じて考え方の幅を広げ、将来的には、他の人とは180度別の角度から物事を見ることができる思考力を育てたいと思いました。
留学の目標を達成するために、「自分からアクションを起こす(挑戦する)」ことを軸として日々を過ごしました。明るい雰囲気のクラスで勉強“したい“という受身の姿勢ではなく、明るい雰囲気を自分が”作る“ことを意識し、率先して発言したり、クラスメイトが発表する時にリアクションをしたりして、積極的に授業に参加することを心がけました。友人から「あなたを見て発表すると、反応してくれるので発表しやすい」と言われたことを今でも覚えています。
授業外でも、積極的な行動を心掛け、語学センター内にて催される週2回の会話イベントや放課後の自由参加の授業、ビクトリア大学の学生が主催するイベントや、地域のイベントなどにも参加しました。また、ホストファミリーと外出した時には、新しく出会う方々と英語で話し、語学学校の授業だけでは得られない、多くの文化に触れることが出来ました。その結果、留学後半には、友人たちと英語で話す時間も増え、ホストファミリーとの会話もテンポよくスムーズにできるようになりました。
最終的には、自身が留学の目標としていた、語学力の向上と別の角度から考えられる思考力の向上の両方を達成することができました。具体的には、多くの人と交流することで、特に話す力が飛躍的に伸びました。また、授業中のディスカッションやホストファミリーとの外出、大学内外のイベントへの参加を通して、様々な価値観に触れ、他者へ理解が深まりました。
留学全体を通して、主体性を伸ばすことが出来たと感じているので、卒業後、社会人になっても、この主体性を大切にし、さらに磨いていく所存です。自分からアクションを起こせたからこそ、多くの経験を積むことが出来ました。今後、留学に行かれる方々も、機会を待つのではなく、自分から作り出して欲しいです。思いがけない出会いにきっと巡り合えます。 -
Be Active
神田 美乃里さん
文学部英語教育学科
留学開始時の学年:3年
留学タイプ:語学+ボランティア
留学期間:2022年9月~2023年8月(1学年間)大学3年の秋から1年間、カナダのビクトリア大学へ留学をしました。最初の10か月間は、ビクトリア大学付属の語学学校に通い、残りの2か月間は Canadian Red Cross(カナダ赤十字社)でボランティア活動を行いました。
語学学校では、留学の最も重要な目的でもある英語力向上のために積極的に授業に参加をしました。初めの頃は、他の国からの学生の積極性に圧倒され、思うように意見が出せずに悩んだ時期がありました。しかし、せっかく留学に来ているのだから後悔のないようにしようと思い、間違えてもいいから絶対に発言する、分からないことを先生に聞きに行く、ということを実践し、授業後に開かれるワークショップにも参加しました。加えて、苦手としていたリーディングとスピーキングを強化するために授業以外の自己学修にも励みました。その甲斐もあり、最後の学期には、一番高いレベルのクラスで授業を受けることができました。他のレベルのクラスは日本人が大半を占める中、このクラスでは日本人が私一人だけの、多国籍な学生が集まる環境で授業が展開されていたため良い環境で学修することができました。その結果、留学前よりも英語力の向上はもちろん、積極性も身につけることができました。
ボランティアでは、英語を使って色々な人の手助けができる喜びを深く感じました。Canadian Red Crossでは、主に車いすや杖などの貸し出しの手続きを担当しました。英語を使って電話をする機会も多くあり、始めは抵抗感があったものの徐々に自分の英語力に自信をもつことができるようになりました。10か月間の語学学校での成果を確認できたうえに、出会った人に沢山の「ありがとう」という感謝の言葉をもらい、やりがいのあるボランティアであったと改めて実感しています。
私には、英語の教員になりたいという夢があります。将来、教員になった時には留学中に体験した様々なことを子どもたちに伝えて、グローバルな視点をもった生徒の育成に貢献をしていきたいです。 -
たかが5か月、されど5か月。
白川さん
芸術学部
留学時の学年:3年
留学期間:5か月私はビクトリア大学付属語学学校で約12週間の語学留学と、約8週間のボランティア活動を行いました。語学学校では英語の基礎を学びなおすだけでなく、発音矯正、プレゼンやディベートなどで自分の意見を効果的に発言する方法、他の人の意見を引き出し話し合うなど、知識としての英語だけでなく、社会に出てからも実践的に“使える英語”を学びました。語学学校で出会った多国籍な友人達とは、互いの文化や考えの違い、目標や夢を共有、切磋琢磨し、とてもいい刺激を毎日受けていました。休日には様々な観光地へ一緒に行き、思い出を作るだけでなく、相談し合う仲になり、互いの国で必ず再会しようと約束するほどの、かけがえのない友人達も作ることができました。
ボランティアでは、他のボランティア先に比べ高い語学力と積極性、パソコンスキルが求められる地元のバレエ団の事務所にインターンとして採用されました。ボランティア中はパソコンでの仕事だけでなく、お客様の対応、イベントPR、バレエ団のCM放映に関するテレビ局訪問など、オフィス外での仕事もたくさん経験させていただきました。また、玉川の授業で学んだ日舞を、バレエ団主催のイベントで披露したのも、とてもいい経験でした。
このボランティア先で上司に言われた言葉は、一生忘れることがないと思います。それは、「君は感性が豊かで仕事もできる。待っていないでそれをアピールしなさい。恥ずかしがらず、失敗からたくさんのことを学びなさい。そしてもっと自信を持ちなさい。時間は有限だ。いつかは死ぬのだから、自分ができることの中から選ばないで、自分がしたいことをしなさい。」という言葉です。大学3年生という卒業後の進路を考える時期に聞けたこと、しかも片耳が聞こえない状況でもいつも笑顔を忘れず働き続けている上司から言われたことが、私の背中を強く押してくれました。
また、語学学校とインターンの合間にシアトル、トロント、バンクーバー、イエローナイフへの旅行や、ガールズダンスとヒップホップとホットヨガを習い、学外の人たちと接する機会を積極的にもつようにしていました。英語でダンスとヨガを習うことで、自分の興味ある分野の専門用語を知ることができたのでとても良かったです。
5か月という短く限られた時間だからこそ、用意されたプログラムはもちろん、それ以外のことにも積極的に挑戦できました。この期間に得たスキルや経験などを生かすも殺すもこれからの自分次第です。帰国して終わり、ではなく留学からまた新たにスタートラインに立ったつもりで、留学のことを糧にして、これから先、自分が誇れる自分でいられるように精進したいと思います。
エセックス大学
The Meanings of Studying Abroad
冨井さん
リベラルアーツ学部
留学時の学年:3年
留学期間:10か月

私は大学生になったら留学したいという小さい頃からの思いと、英語を身に着けたいという思いから今回の留学を決意しました。また、私は政治学に興味があったので、政治学で有名なエセックス大学を選びました。
いざ正規授業に参加してみると先生の英語は聞き取れるものの、現地の学生の英語を聞き取れないことも多く、自分の英語力のなさに落ち込むことも多々ありました。しかし、友達も先生も質問や相談をすれば親身になって答えてくれますし、それ以上に学生の意識の高さやディスカッションで意見交換をしていく楽しさに刺激を受けて、くよくよしていても始まらないと前向きに考えられるようになりました。
また、エセックス大学は学生の3分の1以上がイギリス以外の国から来ているという非常に多国籍な大学で、イギリスの文化だけでなく、様々な異文化体験をすることができます。何か困ったことがあればみんなが助けてくれる、とてもすばらしい環境です。
私がこれまでの留学生活で学んだことはたくさんありますが、もっとも大事だと思うことは、「英語はコミュニケーションの手段にすぎない」ということです。もちろん、英語を学ぶことも大事だと思いますが、英語を使って新しい知識を得たり、文化の違いを学んだり、自分の視野を広げたり、日本では学ぶことのできない経験をすることが大事なことだと気づきました。また、「自分で行動しなければ、何も手に入らない」ということも実感しました。私は、自分の英語に自信が持てないから、授業でも友達と出かけても消極的になり、聞く側にまわりがちでした。しかし、友達に「みんなと話すことが一番の練習だよ」と言ってもらい、それからは積極的に友達と話すようになって、少しずつではありますが自分の英語力が向上していることを実感できました。
留学をすれば英語を話せるようになるわけではありません。また、留学には多くの困難が待ち受けています。しかし、絶対にその経験は自分自身を成長させるとともに、様々な場面で私たちの可能性を広げてくれると信じています。この機会を与えてくれた両親、そして大学の皆さんに本当に感謝しています。
ケント大学
挑戦
竹田 章人さん
リベラルアーツ学部リベラルアーツ学科
留学開始時の学年:2年
留学タイプ:語学+専門科目
留学期間:2023年5月~2024年4月(1学年間)

私の参加したケント大学のプログラムは、最初に16週間のプレセッショナルコースで英語を学び、最終テストに合格すれば現地の学生と一緒に専門科目を受講できる構成でした。
専門科目を学ぶための準備コースの位置づけであるプレセッショナルコースでは、英語はもちろんのこと、イギリスの大学での学修方法や異文化適応力を身につけることができました。英語の授業では、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4技能を中心に学びました。授業の難易度やクラスメイトの英語のレベルが物凄く高く、最初は挫折や劣等感を感じました。しかし、毎日TEDの動画を理解できるまで聞いたり、英語の本を読んだりすることで、英語力が急激に向上し、最終テストで高いスコアを獲得することができました。
その後の専門科目のコースでは、現地の学生と同じ授業を受講するので、授業についていくのに精一杯でした。授業はレクチャーとセミナーに分かれており、グループワークやペアワークが基本なので、適応するまで時間がかかりました。私が受講した専門科目は、言語学、スポーツサイエンス、映画学です。これらの科目では、論文を読んでエッセイを書いたり、セミナーでの課題についてグループでディスカッションをしたりしました。英語で意見を共有し、話し合うことはとても大変でした。特に、今まで学んだことのない科目を英語で学ぶのは難しく、自分の意見を英語でうまく伝えられないこともあり、苦労しました。しかし、そのおかげで英語力と精神力が成長したと感じます。
留学を通じて成長したことは、まず英語力です。4技能に加え、エッセイやディスカッション能力も向上しました。最初は論文が全く読めず、リスニングの内容も聞き取れませんでしたが、最終的にはそれらができるようになりました。次に、精神面での成長です。留学前は弱気になりやすく、メンタルも強くありませんでしたが、さまざまな経験を通じて自信がつき、メンタルが強くなりました。自信がついたことで、ポジティブな考え方ができるようになり、学修への意欲と行動力が向上したと感じています。この留学で、何事にも挑戦する大切さを学びました。
ロンドン大学ゴールドスミス
迷ったらGo!
島田日和さん
芸術学部アート・デザイン学科
留学開始時の学年:3年
留学タイプ:専門科目
留学期間: 2023年9月~2024年6月(1学年間)

ロンドン大学ゴールドスミス留学の魅力的な点は、現地の学生と肩を並べて専門科目が学べるということです。デザインにおいて自分が持っている引き出しを増やしたい、という理由でデザイン学部への留学を決意しましたが、実際にゴールドスミスで得た学びは想像以上に貴重なものでした。
授業はデザインの技術だけを学ぶ「受け身」のものではなく、学生同士や先生と学生の間で意見を交換したり、時には意見を衝突させたりして、自ら学ぶ「主体性」を育むことができるものばかりです。例えば「スタジオ」と呼ばれる自由スペースで好きな時に好きなだけデザインの制作ができるため、デザインを学びたい、という同じ志を持った仲間に囲まれながらアットホームな環境で学修に専念することができました。クラスメイトや先生からは常に新しいアイデアや価値観をもらい、そんな考え方があったのか、と感心する毎日でした。
そしてロンドンでの生活は期待以上に刺激的でワクワクが詰まっています。大学には世界中から学生が集まり、街にも沢山の言語が飛び交っているため、ロンドンに留学に行くだけで世界中から来た人々と交流することができます。また大学では頻繁にデモ運動が行われており、積極的に学校や社会を変えていこう、という学生達の熱気に圧倒されました。更に、ロンドンの街でもアートや歴史にまつわるイベントが沢山行われているため、多様な文化体験が出来るのも魅力のひとつです。
もちろん専門科目を外国の大学で学ぶ、ということは簡単なことではありません。英語力はある程度身につけておく必要がありますし、費用や単位のことを考えて諦めようと思ったこともありました。しかし勇気を出してどうにか留学を実現させようと努力したことは、私の一つの自信になりました。少しでも迷ったらGo! だと自分に言い聞かせてみれば、世界が一気に広がります。私は将来、更に沢山の引き出しを持ち、日本そして世界を少しでもより素晴らしいものにするデザインをしていきたいと考えています。