「RoboCup 2024世界大会」@ホームリーグで玉川大学チームが2位に輝く!
7月17日~21日、オランダ・アイントホーフェンで開催された「RoboCup 2024世界大会」において、工学部情報通信工学科の学生を中心に結成されたチーム“eR@sers”(イレイサーズ)が、@Home DSPL(Domestic Standard Platform League)で2位という素晴らしい成績を収めました。また、特別賞 "Soul of the Party"(パーティ会場のような様々な人がいる場面で活躍できるロボットに与えられる賞)も受賞しました。
@Home DSPL
日常生活での自律型ロボットの利用を想定した競技です。トヨタ自動車社製のロボット「HSR」を活用し、リビングルームやキッチンなどの家庭環境において、ロボットがいかに人間との暮らしに役立つ作業を遂行できるかを競います。人が遠隔操作するのではなく、スタート後はロボット自身の判断でユーザとの対話や作業を行うことが特徴となっています。



出場メンバーの一人と引率教員に話を聞きました。
竹中 直哉(工学部 情報通信工学科3年)
世界を土俵に競い合え、本当に貴重な経験ができました。ご指導いただいた先生方に深く感謝申し上げます。チームの結束力と技術力を証明できたことに誇りに思います。同時にさらなる改善の余地があることも実感しました。さらなる技術向上を目指し、社会に貢献できるロボット開発に邁進していきます。
水地 良明(工学部 情報通信工学科 講師)
今回の世界大会は、飛行機の欠航に伴う足止めや経路変更の影響で、丸一日以上かけての移動後にそのまま会場入りして準備を始めるという過酷なスタートとなりました。過密な日程の中、学生らは最後まで本当に頑張ってくれました。有数の大学・研究室からの参加チームが集まる中で、また要素技術の急速な発展に伴って競争が激化する中で、学部生を中心とした少人数のメンバー構成にもかかわらず、このような成績が残せたことは本当に素晴らしいことだと思います。今回の成果は、大学や様々な方々のご支援により、活動を継続することができた結果でもあります。心より感謝いたします。今大会は、学生・教員共に得るものが多い機会となりました。今後ももう一つ上を目指し、さらに精進して参ります。
これからの彼らの挑戦にどうぞご注目ください!

今回の出場メンバー
- 坂巻 新(脳科学研究科 博士後期課程1年)
- 竹中 直哉(工学部 情報通信工学科 3年)
- 永田 陽也(工学部 情報通信工学科 3年)
- 望月 颯(工学部 情報通信工学科 3年)
- 水地 良明(工学部 情報通信工学科 講師)
- 堀 三晟(工学部 情報通信工学科 講師)
- 稲邑 哲也(脳科学研究所 教授)