芸術学部発!
ミュージアムグッズ・プロジェクト2025
学生たちの力作を試験的に販売します
全学部が受講可能なUS科目「地域創生プロジェクトC/D」は、2029年に開館予定の(仮称)町田市立国際工芸美術館(現町田市立博物館)と連携し、地域活性化に貢献するミュージアムグッズの開発を通して、実践的にものづくりを学ぶ集中講義です。指導は芸術学部の栗田絵莉子講師と、工学部の長尾幸治非常勤講師が担当しています。
授業は学年・学部の異なる仲間とのグループワークで行われました。4グループに分かれた学生たちは地域の方々を対象とした独自のアンケート調査や町田市の統計データなどに基づいて、企画を構想。地域にも、美術館にも貢献できるミュージアムグッズをめざし、試行錯誤を重ねて試作品を仕上げました。
7月31日に町田市立博物館の関係者へのプレゼンテーションののちに、改良やブラッシュアップして仕上げた試作品は10月25日、芹ヶ谷公園が会場の市民参加型イベント「Future Park Lab(フューチャーパークラボ)2025 Autumn」にて試験的に販売される予定です。
また、11月8、9日に開催される玉川大学コスモス祭、11月29日に町田市庁舎を会場とした市民協働フェスティバル「まちカフェ!」でも販売を予定しています。
学生たちは最終目標にかかげる製品化に向けて、秋学期も創意工夫を重ねます。
- US(ユニバーシティ・スタンダード)科目は、教養教育と専門教育の連動をめざして構成される授業
Aグループ【まちだのこざら】

日常使いの小皿を提案

知られざる町田名物の団地、メロン、ラーメンの模様を手作業で施した「まちだのこざら」を提案。プレゼンでは自分の考えをロジカルに言語化するのに苦労しました。
Bグループ【作って学べる! うさツボのプラ板キーホルダーこうぼう】

所蔵品がモデルです

所蔵品のプラ板キーホルダー制作キットと絵本の企画です。講評で兎形壺が主人公の絵本『ウサつぼとかくれんぼ』が高評価で、試験販売でも子どもたちの反応が楽しみです。
Cグループ【はしびより】

かんなで削り出した箸

玉川学園のキャンパスで間伐された欅と桜に、所蔵品のモチーフをレーザー刻印した「はしびより」を制作。グループは私以外芸術学部生で、経験と技術の差をアイデアで埋めようとつとめました。
Dグループ【おまじないチャーム】

地域に根ざした商品を

地域や美術館を理解してもらおうと町田の自然や動物、所蔵品を象ったパーツを選び、水引で完成する「おまじないチャーム」です。一画多い夢のパーツも準備しています。



