K-12向け
2005年7月25日掲載
玉川学園「知的財産ポリシー」
2005（平成17）年7月1日
改定 令和5年4月1日
学校法人 玉川学園
理事長 小原芳明
玉川学園（以下「本学園」という。）は、全人教育を基盤とする伝統的かつ先進的な教育を特徴としていますが、その学園特有の幅広い教育活動から生まれる「知的財産」を活かし、企業等の協力を得て出版や教材化などを図る「技術移転」を進めることで学術・文化の増進と、社会貢献に寄与します。
1．知的財産の範囲
本学園の知的財産は、大学の理工系から生まれる先端的科学・技術にとどまらず、人文・社会系の学部や幼稚部から高等部までK-12の教育・研究活動、および教育支援（事務）部門等あらゆる部処から生まれる創造的なアイディア、著作物など広く含めます。
2．産学連携と知的創造サイクル
本学園は、知的資源を有効に活用するため産学官など多様な機関との連携を図り、社会的な付加価値を高めるとともに、知的資源の商品化などによる収入を教育・研究に再投資する「知的創造サイクル」の構築を目指します。
3．教職員の責務と教育・研究への配慮
本学園の教職員に対しては、本学園における知的財産の創出・活用に関わる活動に対して、理解に努め、啓蒙活動に取組むことを求めますが、その取組みが本来の使命である教育・学術研究を阻害することのないように十分配慮します。
4．権利の帰属とインセンティブ
本学園の職務から生ずる知的財産について、組織として有効に活用するためその権利は本学園に帰属させますが、知的財産を創出した発明者等の成果に対して、インセンティブ（奨励的補償）として適正な利益の還元を確保します。
5．技術移転の促進と、大学発ベンチャー企業の創出
本学園は、創出された知的財産の積極的な活用に努めますが、特に企業等への「技術移転」に当っては、その多様な種類や内容に応じて積極的かつ効果的に実現化を図る努力を行います。また、玉川大学の研究成果で、ベンチャービジネスに結びつく可能性のある内容については、大学発ベンチャーとして事業化を図る支援を行います。
6．知的財産の一元管理
本学園は、知的財産に係わる基本的姿勢を「知的財産ポリシー」として定め、学内外に周知を図りながら使命の達成に努力します。その目標達成のために「研究推進事業部 知財戦略課」を設置し、知的財産に関する一元的な調整・管理・運営を目指します。
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