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SAE海外留学帰国生インタビュー

留学、どうだった?
  • 「思い切って海外に出てみたら、期待以上の留学生ライフが待っていた!」
    SAE留学から帰国したばかりの3人の学生に集まってもらい、留学への思いと、たくさんの思い出が詰まった留学体験を語ってもらいました。
  • 冨井優花さん
    リベラルアーツ学部リベラルアーツ学科
    3年生の2017年5月~2018年3月、
    英国・エセックス大学に留学。
    日本航空に内定。
    笹川佳暉さん
    経営学部国際経営学科
    2年生の2017年8月~3年生の2018年8月、米国・ペンシルベニア大学に留学。
    竹谷麻里さん
    芸術学部メディア・デザイン学科
    2年生の2017年9月~2018年3月、英国・ロンドン芸術大学ランゲージ・センターに留学。
──みなさんが留学に興味を持ったきっかけは何ですか?

冨井: 父が国際的な仕事をしていたので、子どもの頃から海外への憧れがありました。単に語学の勉強だけではなくて、異文化の中で学びたいという気持ちが強く、玉川大学入学前から留学制度を利用するつもりでした。エセックス大学を選んだのは、興味があった国際関係や政治学研究で有名な大学だからです。笹川: 僕は英語が得意ではなくて、高校の時に家族で海外旅行に行っても、まるで話せませんでした。その時の悔しい思いが「大学で使える英語をぜったいに身につけよう!」という決意になり、そのためには海外留学が一番だと考えました。マーケティングを学びたいということもあり、留学先は全米トップクラスのビジネススクール「ウォートン校」を擁するペンシルベニア大学を選びました。 竹谷: 私は中学生の頃から洋楽や洋画が好きで、そこから海外に興味を持ちました。高校時代から海外留学に憧れていて、大学1年の夏休みにSAE海外研修プログラムでイギリスに行きました。そこからヨーロッパでアートを学びたいという気持ちがより強くなり、2年生の秋学期に半年間留学して、ロンドン芸術大学で英語とアートを学びました。

──留学する前は、どのような準備をしましたか?

冨井: 英語力に関しては、英国への留学に必要なIELTSの試験を受けました。試験の準備をするなかで、英作文は大学の授業後に先生にお願いして指導をしていただき、とても感謝しています。勉強以外では、ネットで留学先での生活や気候などを調べていました。

竹谷: 私は留学先大学のインスタグラムを見ていました。授業の様子やみんなの服装など、在学生のリアルな日常を見ることができて、早く行きたいという気持ちが強くなりました。私の場合は有名な芸術大学への留学だったので、英語の勉強のほかに、授業の空き時間を使ってデッサンの練習もたくさんしました。 笹川: 僕は留学を決めた時点で、留学生活でのカルチャーショックを少しでもなくせるように、日常を英語の環境にしました。たとえば、本や新聞、ネット情報などを日本語ではなく、すべて英語で読むようにしたのです。英語に関しては気持ちとボディランゲージしか自信がなかった僕ですが(笑)、おかげで留学前にはなんとかTOEICのスコアが600点を超えました。

──では、みなさんの留学生活について教えてください。

冨井: エセックス大学の正課授業で「国際関係論」「政治行動論」などを受講しました。学生の約3分の1が留学生という大学なのでクラスメイトも多国籍で、私は特にフランス人とブラジル人の留学生と仲良くなりました。毎週、エッセイやプレゼンの課題が大量に出されるので、授業が終わっても図書館通いすることが多かったですね。でも大学寮では自炊をしていたので、時間を見つけて食材を買いに行きました。うどんやそばは近くのスーパーでも買えたので、よく日本食を食べていました。週末は課題を片付けてから映画に行ったり、ロンドンまで出かけたりしていました。

竹谷: 私はホームステイだったので、ほぼ毎日、ホストファミリーの手作り料理をいただいていました。よく「英国料理はまずい」と言われますが、そんなことはありません。野菜をたっぷり使った家庭料理で栄養バランスも良く、とても美味しかったですよ。ロンドンの街なかにあるインド料理や中華料理の店も最高でした。 笹川: 僕と冨井さんは1年間の留学だったけれど、竹谷さんは半年間ですよね?短く感じませんでした?竹谷: 感じましたよ!帰国してすぐにまた留学したくなりました。私の留学生活は週に5日、午前中に英語研修があり、留学生対象の専門科目の授業が週2日、午後にありました。英語は、最初は初心者向けのクラスだったのですが、留学の後半には上のクラスにステップアップできました。専門科目は前半に「アート&デザイン」、後半は「ファッション」を選びました。実技が中心で、デッサンの宿題なども出て大変でしたが、ヨーロッパのアートやファッション文化の厚みを実感できました。月に1回ぐらい「ビジット」と称してロンドンの美術館やギャラリーを見学に行くのも楽しかったです。プライベートでビートルズの故郷・リバプールにも旅行に行き、ロンドンとは異なるカルチャーも堪能しました。

笹川: 僕の留学生活は2人と比べてストイックかも(笑)。現地に到着してまずやったのは、1年間の留学生活の学習日程を作ることでした。希望するウォートン校の授業を受けるためには、かなり頑張って良い成績を取り続ける必要があったからです。とにかく自分に厳しく留学生活を過ごそうと思っていました。その甲斐あって、最後の学期はウォートン校でマーケティングの授業を受けられました。正規の学生と一緒にマーケティングのシミュレーションをするグループワークに取り組みました。グループ対抗で利益を競い、その結果がグループメンバーの成績に直結する授業だったので、自分がみんなの足をひっぱる訳には行かず、どう貢献できるか試行錯誤して刺激的な環境でした。といっても勉強だけの日々だったわけではありません。僕は剣道2段なのですが、現地の剣道場を訪ねて、剣道を介した仲間とたくさん知り合いました。剣道大会にも出場して、東ペンシルベニア地区のベスト4まで進出しました。 冨井・竹谷: すごい! 笹川: それから、週末は学生寮や友だちの家で毎週のようにパーティを主催しました。みんなで料理して食事代を節約するのと、たくさんの人と話すのと、両方の目的でした。僕は学校でも寮でも剣道場でも、とにかく全員に自分から声をかけて自分のことを知ってもらい、世界各国の人と仲良くなりました。 冨井: ぜんぜんストイックじゃない(笑)。でも、留学先で知り合う友人は大切ですよね。私は仲良くなったフランス人留学生の影響で、パリに遊びに行ったり、フランス語の勉強にも力が入るようになりました。

──冨井さんは帰国後、客室乗務員に内定されましたが、留学中から就活をしていましたか?

冨井: はい。日本人留学生対象の就職相談会が開催されていて参加したり、就活が本格的に始まる3月には、企業の採用サイトにエントリーしました。留学中でもウェブサイトで情報収集できますし、スカイプで面接できる企業もありますよ。客室乗務員の仕事を選んだのは、国境を越えて多くの人々と出会える仕事だからです。留学中にも旅行で飛行機に乗りましたが、日本の航空会社のサービスの素晴らしさは群を抜いていると思いました。私もその一員として、快適な旅の“おもてなし”を提供できればと思います。 笹川: 僕は来年就活ですが、留学経験を通して、自分なら日本と欧米の文化ギャップを埋めるような仕事ができるかもしれないと思うようになりました。留学中に文章を書く面白さに目覚めたこともあって、ジャーナリストやライターの仕事にも興味があります。文章を通して異文化交流を促進できるような仕事はないか、いろいろ模索中です。卒業後は企業に就職するつもりですが、将来は起業を目指そうと考えています。留学中にウォートン校で一緒に勉強した仲間の中には、有名なIT企業に就職し、やはり将来は起業を目指す人もいて、帰国後も頻繁に連絡を取って刺激を受けています。 竹谷: 私はアートの世界で日本と海外の橋渡しをするような仕事がしたいです。海外から日本へ、そして日本から海外へ……美術イベントの企画やアートを楽しむための空間づくりなど、国境と文化を越えてアーティストの作品を多くの人に見てもらう“場”をプロデュースしてみたいです。 笹川: 確かに留学経験を通して、それまでは気づかなかった日本の姿も見えてくる。 冨井: そう、逆に留学したからこそ気づく日本の素晴らしさもたくさんあります。 留学することで広い世界が見えてくるだけでなく、自分自身や自分の国のこともよく見えるようになりました。ほんとうに留学して良かったと心から思っています。 竹谷: 私がいちばん変わったことは、こうやって自分の夢や目標を堂々と口にできるようになったことかもしれません。今回の留学で自分にちょっと自信がついて、何にでも挑戦するようになりました。

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