工学部エンジニアリングデザイン学科の学生がデザインパテントコンテストで優秀賞を受賞しました


平成29年度のデザインパテントコンテストに、⼯学部エンジニアリングデザイン学科3年生数名が応募し、伊藤さちこさんが優秀賞(出願支援対象)を受賞しました。
パテントコンテスト及びデザインパテントコンテストは、⽇本の次世代を担う若者が⾃ら考え出した発明(特許)⼜は創作・デザイン(意匠)を通じて知的財産権制度への意識と理解を深めることを⽬的として、特許庁・文部科学省・日本弁理士会・(独)工業所有権情報・研修館が共同で主催して開催されています。応募された発明・デザインは、主催者及び学識経験者で構成される選考委員会において総合的に審査されます。特にデザインパテントコンテストにおいては、意匠法上の意匠にあたるか、⽬新しいデザインであるか、また独創性や実⽤性、販売可能性等が審査されるということです。
平成29年度のデザインパテントコンテストには506件の応募があり、その中の32作品が優秀賞(出願⽀援対象)に選ばれました。表彰式は3⽉12⽇(⽉)に千代⽥区のJPタワーホール&カンファレンスにて⾏われ、日本科学未来館館長・宇宙⾶⾏⼠で選考委員会委員⻑の⽑利 衛さんや、日本弁理士会会長の渡邉敬介さんらのご臨席のもと、賞状が授与されました。

伊藤さんの受賞創作は「ラックや机に掛けられるテーブルタップ」で、その名の通り、テーブルタップ(タコ足配線)を板状のものに取り付けて、差込口を垂直に固定できるようにしたものです。この創作は、主催者による出願支援対象であるため、支援担当弁理士の助言を受けてより洗練された創作となり、既に特許庁に出願されています。
もともと絵が好きでデザイン系に進みたいと思っていたという伊藤さん。工学部のファブラボに備わっている3Dデジタルツールを駆使して様々なデザインを形にしています。受賞の喜びを「初めての挑戦でこのような賞をいただけてとても驚きました。これをきっかけに、もっと知的財産とモノづくりへの関心を深めていきたいです。」と語ってくれました。
エンジニアリングデザイン学科の第1期生である伊藤さんの受賞は、後輩たちにおおいに刺激を与えることになるでしょう。