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工学部エンジニアリングデザイン学科・情報通信工学科の学生が「RSNPコンテスト2020」において優秀賞を受賞

2021.01.12

12月17日 オンラインで開催された第21回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会にて行われた「RSNPコンテスト2020」において、工学部エンジニアリングデザイン学科の佐久間文弘さん、温 龍一さん、情報通信工学科の川上響さん、藤田将貴さんが発表した「移動支援ロボットMovConeの開発」が優秀賞(日本ロボット学会ネットワークを利用したロボットサービス研究専門委員会賞)を受賞しました。このコンテストは、魅力あるロボットサービスの実現を目的として、RSNP対応のロボットやRSNPを活用したサービスコンセプトを提案し、研究者や企業の有識者によって審査されるものです。所属は大学だけでなく、研究機関や企業なども応募ができ、毎年多くの団体がエントリーしています。

  • RSNP(Robot Service Network Protocol)とは、様々なロボットが簡単で効率的にインターネット上のサービスへ接続可能となるロボットサービス向けの通信プロトコル仕様のこと。「通信機能」「ロボット動作指示機能」「マルチメディア機能」「情報提供機能」などのインターネットを介したロボットサービスの基本機能を提供しています。

佐久間さん、温さん、川上さん、藤田さんは、2019年度の同コンテストでグッドコンセプト賞を受賞した提案について、複数のロボットが連携してサービスを提供するためのシステムを開発したほか、ロボットの外観デザインを行い、プロトタイプ機も製作しました。開発したロボットのプロトタイプ機とネットワークシステムを用いて、実際の利用シーンを想定した動作実験も実施しました。(※詳しくは下記の動画をご覧ください )。
今回の取り組みでは、エンジニアリングデザイン学科と情報通信工学科の学生が、所属する学科を越えて各々の専門性を活かした開発に取り組むことができました。

ロボットのコンセプトモデルデザイン

学生4名は、エンジニアリングデザイン学科の平社和也助手とともに授業の空き時間や長期休暇期間を利用して、オンラインでミーティングを行い、ESTEAM教育の中核拠点の一つであるSTREAM Hall 2019内のメーカーズフロアで、プロトタイプ製作をおこなってきました。

平社助手は彼らの取り組みについて、「今年度(2020年度)はコロナ禍の影響もあり、状況に合わせた活動がとても大変でした。しかし、オンラインを活用することで定期的にチームミーティングを開催でき、細かいところまで議論を重ねることができました。プログラム作成やデータの確認もオンラインで行うことで、対面による作業が難しい時期でも開発を進めることができました。メンバーが集まる機会が少ない分、学生一人ひとりが自分の役割に責任をもって取り組んでいる様子が伺えました。彼らの困難な状況下での対応力と、今回の活動を通じて得た開発力の向上は素晴らしかったです。」と評価しています。

コンテスト当日発表を担当した川上さんは、「トラブルの度に仲間達と遅くまで解決策・代替案を議論したこと、仲間と共に発表の資料を長時間かけて作成したこと、質疑応答でかなり緊張してしまったことなど、とてもたくさんの苦労がありました。しかし、その努力が実を結び、優秀賞を受賞することができました。
また、コロナ禍でさまざまな制限がある中、ロボットを完成させたことでかなりの達成感を得ました。今回学んだことを、これからのロボットづくりに役立てたいと考えています。」とコロナ禍という状況下でコンテストに挑んだ苦労を振り返りながら喜びのコメントを寄せてくれました。

佐久間さんは、「仲間と協力しながら取り組むことで、自分たちのアイディアが徐々にカタチになっていくことが実感できました。大変なことも沢山ありましたが,自分を成長させる良い機会になりました。今後も引き続き、みんなとロボット作りをしていきたいです。」と次への挑戦に意欲を沸かせている様子でした。

藤田さんは、「コロナ禍ということもあり、作業が上手く進まないことやシステム面でつまずくことがありました。しかし、それぞれが支え合い各々のタスクをこなした上でロボットが上手く動作した時はとても感動し、チームとして一つのものを協力して作製するということの楽しさやプレッシャーなど様々なものを感じ、多くを学ぶことができました。次回はより多くのものをロボットに搭載し、より実用性のあるものにしたいです」と仲間との団結力が困難を乗り越え、結果につながるプロセスを実感し、これからのロボット実用化への夢も広がったようです。

エンジニアリングとデザインの融合に取り組んでいる工学部エンジニアリングデザイン学科、ICTで社会を大きく変えるイノベーションに挑む情報通信工学科の学生たちがコラボレーションすることで、社会課題に対する解決策を提案することができました。今後も工学部生たちの取り組みにぜひご注目ください。

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