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生成AI(生成系AI)の使用について(ガイドライン ver.1.0)

2023.06.30

令和5年6月27日
玉川学園理事(高等教育担当)  小田眞幸
玉川大学ICT教育研究センター長  倉見昇一

学生の皆さんへ

ChatGPTなどの生成AIが急速に普及しています。今後ますます技術が進み、様々な場面で活用されていくことが考えられますが、皆さんが大学でよりよい学びをするためには、いくつか注意する点もあります。
そのため、玉川大学では、生成AIの使用について、以下のように取扱うことにしましたので、大学の学修や学内外での活動等の際に留意してください。

  • 「生成AI」とは、ユーザーの指示にしたがって、文章、画像、動画、音声、プログラムコードなど様々なコンテンツを生成することのできる人工知能のこと。ChatGPTのほか、Bard、Bing AI、Dall・E2、Stable Diffusionなどがあります。
  1. 授業における生成AIの使用の可否については、当該科目の担当教員等の指示にしたがってください。
  2. 生成AIを使用して作成されたものを、そのまま自分で作成したものとすることはできません。
  3. 生成AIの回答は、正確でないことも多いので注意してください。
  4. 個人情報などは入力しないでください。

1.授業における生成AIの使用の可否については、当該科目の担当教員等の指示にしたがってください。

皆さんが履修している科目には、それぞれ皆さんに身に付けてもらいたい内容 (知識 ・技能)や能力などの目標があります。その中で、生成AIを適切に使用することで、学修効果を高めることも期待できる一方、場面や使い方によっては、学生として培うべきスキルの成長を妨げる場合もあります。
したがって、本学では、大学の学修や学内外での活動等での生成AIの使用について、一律に禁止することはせず、授業におけるその使用の可否については、それぞれの科目の担当教員等の指示によることといたしました。 なお、試験や成績評価に用いられるレポート等を作成する際、指示にしたがうことなく使用した場合は、不正行為に該当するとみなされます。

2.生成AIを使用して作成されたものを、そのまま自分で作成したものとすることはできません。

試験 ・レポート・課題 ・論文等の作成に、生成AIを使用して作成されたものをそのまま、あるいは少し手を加えただけで、自分が作成した提出物とすることはできません。これは、これまでのインターネットで検索して出てきた内容をそのままコピー・ペーストしただけ、先輩や友人のレポートを丸写したりしただけと同じことで、生成AIの使用でも変わりません。
また、AIによって生成された文章や画像等には、他者の著作物が含まれている可能性があり、その利用は著作権侵害となる恐れもあります。生成AIを使用した場合には、生成AIの名称(ChatGPT、Bard など)とともに、提出物のどこに使用したか、どのように使用したかを記述するなど、その方法については、それぞれの科目の担当教員等の指示にしたがってください。

3.生成AIの回答は、正確でないことも多いので注意してください。

AIと聞くと緻密で正確な応答をしてくれるイメージがありますが、一般的に使用できるChatGPT などの言語系生成AIでは、特に日本語では不正確な回答をすることも少なくありません (例えば、「玉川大学の所在地は?」と入力すると、「東京都世田谷区玉川学園にあります」とか 「神奈川県川崎市多摩区菅生です」などと出力されたりします)。また、偏見や差別的な内容がある可能性もあります。
したがって、言語系生成AIにより出力された内容については、それを鵜呑みすることなく、自分で確かめる必要があります。これもこれまでのインターネット検索の場合と変わりません。

4.個人情報などは入力しないでください。

生成AIに入力した情報は、生成AIに学習され、他のユーザーの使用の際に流出してしまったり、生成AIの不具合や不正などで流出してしまったりする可能性があります。したがって、個人情報や機密情報、未発表の研究成果などの入力はしないでください。


生成AIの開発は常に進化しており、また、文部科学省でもガイドラインの検討をしていますので、上記のような使用に関する留意事項も変更したり追加したりする可能性があります。そのため、今回のガイドラインをver 1.0 として、今後適宜アップデートしていく予定です。

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