• ニュース&イベント

玉川大学・玉川学園Webサイト
IEサポート終了のお知らせ

玉川大学・玉川学園webサイトTOPページリニューアルに伴い、Microsoft 社の Internet Explorer(以下、IE)のサポートを終了いたしました。本学園が運営するサイトをIEで閲覧した場合正しく表示されない恐れがございます。
皆様にはご不便をおかけしますが、別のブラウザを利用しての閲覧をお願いいたします。

【速報】「ロボカップアジアパシフィック2021あいち」にて、玉川大学チーム「eR@sers」が部門優勝や上位入賞を多数獲得!

2021.12.10

2021年11月25日(木)から29日(月)の日程でAichi Sky Expo(愛知県国際展示場)他にて行われていた「ロボカップアジアパシフィック2021あいち」に玉川大学からチーム「eR@sers」が出場。Flying Robot Challenge部門で優勝、@Home Domestic Standard Platform(DSPL)などのリーグでも上位入賞し、数々の部門賞を受賞する快挙を達成しました。

ロボカップアジアパシフィックは、主にアジア太平洋地域を対象とした大会で、2017年から開催されており、日本での開催は今回が初めてです。サッカーを始め、家庭や災害現場など様々な場面を想定した競技で熱戦が繰り広げられます。チーム「eR@sers」は、合計5部門にエントリー。新型コロナウイルス感染症対策の関係から、会場に入場できるチームメンバーの数が制限されるなか、現地派遣メンバーと大学キャンパスからリモートで参加メンバーとうまく役割分担をし、コロナ禍ならではの連携で、自分たちの日頃の研究の成果を発揮することができました。
今後も彼らの活躍をどうぞご期待ください。

チーム「eR@sers」出場部門と成績

  • Flying Robot Challenge:優勝
  • @Home Domestic Standard Platform(DSPL):第2位
    日本ロボット学会賞を同時受賞
    • - Technical Challenge 2nd Place(リーグ内表彰)
    • - Tidy Up Award 2nd Place(リーグ内表彰)
  • @Home Simulation Domestic Standard Platform(DSPL):第3位
  • @Home Simulation Open Platform League(OPL):第3位
    • - Technical Challenge 1st Place(リーグ内表彰)
  • @Home Education(On-site):第2位
    • - Technical Challenge 3rd Place

各部門概要

Flying Robot Challengeとは

災害で被災した家屋を想定し、自律飛行するドローンを用いて様々なタスクをこなす競技です。複数の小部屋がある家屋にて、窓の通り抜けや被災者の捜索、障害物の回避飛行などを行い、ゴールをめざします。
遠隔参加のチームは、インターネット経由で遠隔地からオンサイト競技会場のフライングロボットに指令を与えて、会場参加のチームと同じタスクをこなします。
現地会場のドローンのカメラ映像をインターネット経由で入手し、自身のプログラムで映像を処理した上で、インターネット経由でオンサイト競技会場のドローンに指示を与えてゴールをめざします。

@Home Domestic Standard Platform (DSPL)とは

日常生活でのロボットの利用を想定し、トヨタ自動車製のロボット「HSR」を活用しリビングルームやキッチンなどの家庭環境において、いかに人間との暮らしに役立つ作業を遂行できるかを競います。
ドアを開閉したり、モノをつかんだりといったロボットアームやマニピュレーション技術が重要です。また、人間を追尾したり、ロボットと人が自然にコミュニケーションしたりすることも重要なため、各種センサーを駆使し、音声対話技術や画像認識技術なども求められます。

@Home Simulation Domestic Standard Platform (DSPL)とは

@Home Domestic Standard Platform (DSPL)のリアルな物理現象を再現できるロボットシミュレータを使ったアルゴリズム競技です。画像認識技術による物体認識や高度な把持技術が要求される難易度の高い片付けタスクを通して得点を競います。

@Home Simulation Open Platform League (OPL)とは

DSPLと同様に、日常生活空間において人間との双方向のやり取りしながら日常生活支援をするロボットの能力をシミュレーション環境で競います。
単にロボットシミュレーションの中で、物理的な移動や物体把持能力を評価するだけでなく、人間がロボットシミュレーションにリアルタイムに介入可能なプラットフォーム(SIGVerse)を用いて、実際の人間と自然言語で対話する能力も評価します。ユーザ(VR上のアバター)からの曖昧な指示に従って物体を探し出す「Handyman」、ユーザの指さしジェスチャによって指示された物体を運搬する 「Interactive Cleanup」、ユーザが行おうとしている行動を自然言語によってうまくサポートし、ユーザが迷わないようにガイドする「Human Navigation」、の3つのタスクで競技を行います。

@Home Education (On-site)とは

Homeの入門となるリーグであり、@Homeの他のリーグよりも難易度を下げて簡単化されたルールに基づいて実施されます。
自律移動ロボットの入門機として知られるTurtlebotを用い、そのROS講習会を実施するなど、新規参入の障壁を減らす工夫がされています。このため、高校生や大学1、2年生の参加も多く見られます。ルールに基づいてサービスを提供するロボットの身体や知能を構成し、他のチームと協力的に競い合う事で得られる学びや体験による教育的効果を重視しています。

チーム「eR@sers」メンバー

坂巻 新(工学研究科修士1年)
西村 京夏(工学部情報通信工学科1年)
仲戸川 凱(工学部情報通信工学科1年)
小林 遼平(工学部情報通信工学科2年)
磯田 ショーン佳宏(工学部情報通信工学科2年)
川上 響(工学部情報通信工学科3年)
飯野 竜史(工学部情報通信工学科3年)
中野 零仁(工学部情報通信工学科3年)
藤田 将貴(工学部情報通信工学科3年)
鈴木 健介(リベラルアーツ学部3年)
広瀬 誠人(工学部情報通信工学科3年)
三浦 玲和(工学部情報通信工学科3年)
清水 漱太(工学部情報通信工学科4年)
小銭 勘太(工学部情報通信工学科2年)
石川 藍輝(工学部情報通信工学科2年)

なお、同大会に玉川学園からサイエンスクラブが出場し、見事、部門優勝を果たしています。

シェアする