11月6日(日) 開催 玉川大学 中高生脳科学教室2022
- 日時
2022年11月6日(日) 9:00~13:00
- 場所
ハイブリッド実施
- ※
体験学習テーマA~Cの人は全員終日オンラインでZoom等を活用します。オンラインには、ネット環境とPCなどが必要になります。
- ※
体験テーマD~Fの人は終日、玉川大学Human Brain Science Hallで対面実施です。
- 対面会場:
玉川大学Human Brain Science Hall
(東京都町田市玉川学園6-1-1玉川大学内)
- 対面会場:
- ※
- 対象
中学生・高校生
(中等教育学校、高専等などに所属されていても同年代で脳科学に興味をもつみなさんを歓迎します)- 体験学習
60名(各コース10名、要事前申込)
- 全体講演
体験学習参加者、および事前に登録いただいた方
- 体験学習
- 参加費
無料
- 主催
玉川大学脳科学研究所は今年も中高生向けの脳科学の体験教室を開催します。玉川大学脳科学研究所は国内でも有数の高次脳機能研究機関として知られ、毎年数十本もの論文を世に送り出すハイレベルな研究所です。当日は、それぞれの研究分野について現役の研究者が直接に紹介し、参加者に体験をしてもらい、質問に答えます。脳科学に興味がある方、将来は研究者になりたいと思う方は、ぜひとも参加してください。内容は、中学卒業程度の知識があることを前提として説明します。特にオンラインプログラムはどこからでもご参加いただけます。
スケジュール
- 8:30
受付開始
- 9:00~9:05
脳科学研究所長挨拶
- 9:05~10:00
全体講演
「効率的な学習のためにー脳科学者からの提言」
- 演者:
渡邊 武郎(ブラウン大学認知言語心理学部・神経科学部・脳科学研究所 終身栄誉教授)
- 要旨:
脳科学の最近の発展は著しいものがあります。その中でも、学習が脳でどのように起こっているのかは、かなりわかってきてはいます。しかし、それらの成果が、中学生や高校生の方々がどのようにすれば効率的な学習ができるか、と言うレベルまで降りてきていません。私は人間の知覚の学習についての研究を行ってきましたが、その知見から、どのようにすればより短時間に、より多くの学習ができるかを、一緒に考えてみたいと思います。
- 演者:
- 10:00~12:30
各テーマに分かれて見学・実験・対話
- 12:30~12:50
各コースの発表および講評
- 12:50~13:00
アンケートフォーム記入後に参加証を受け取って解散
体験学習テーマ (6コース A~Cはオンライン、 D~Fは対面)
A.考えることと考えないこと―脳にある2つの意思決定システム―
定員:10名 オンラインのみ
講師:坂上雅道、小口峰樹(玉川大学脳科学研究所)
高齢者に席を譲ろうと腰を浮かしかけたのに、色々考えて見なかったふりをしてしまうことはないでしょうか? 本コースでは、こうした「素早く下される判断」と「よく考えた上での判断」との対立の背後に、脳のなかの2つの意思決定システムが関係しているということを説明し、オンラインでの意思決定課題を体験してもらいます。実際のデータを解析することを通して、意思決定をどう科学するかを一緒に考えてみましょう。
B.神経の活動って何だろう? 神経活動のデータとシミュレーション
定員:10名 オンラインのみ
講師:田中康裕(玉川大学脳科学研究所)
私たちの脳は24時間休まずに働き続けています。脳にはたくさんの神経細胞があり、脳の働きは神経細胞の活動に支えられているのです。では、神経細胞の活動とはいったいどのようなものでしょうか?研究過程で取られてきた実際のデータやシミュレーションを通して確かめてみましょう。
C.あなたは社会的ジレンマを解決できるか―個人と社会の利益の葛藤―
定員:10名 オンラインのみ
講師:高岸治人、田中大貴(玉川大学脳科学研究所)
ゴミ捨ての弁別や商品の買占めといったように個人が自分の利益を追求すると、社会全体として大きな不利益が生じます。個人の利益と社会全体の利益が葛藤することを社会的ジレンマと呼びます。社会的ジレンマはどのように解決したら良いでしょうか。本コースでは、社会的ジレンマゲームを行うことで実際に他者と協力し合うことの難しさを体験します。
D.脳MRI実験実習
定員:10名 対面のみ
講師:松田哲也(玉川大学脳科学研究所)
MRIは脳の表面だけでなく、奥深い部分も詳細に調べることができ、病気の診断だけでなく、脳の研究にも使用されています。本実習では、MRIを使って脳を撮像し、コンピュータを使用して画像解析を行って脳の形や神経活動を観察します。
E.AIと君の脳の意思決定を比べよう―強化学習と脳の決断―
定員:10名 対面のみ
講師:鮫島和行(玉川大学脳科学研究所)
「世の中、なにがおきるかわかったもんじゃない」それでも私たちは決断し、行動し、その結果を学習し、不確実な世の中をしなやかに生きています。人の「決断」に法則性はあるのでしょうか?その法則をAIとしてプログラムしてみると、どうなるでしょうか。ゲームを通じて「決断」の法則を実感し、学習するAIと脳とのかかわりを解説します。
F.脳を読み取り脳を活かす―生体信号を使ってロボットを動かしてみようー
定員:10名 対面のみ
講師:武井智彦、奥村哲(玉川大学脳科学研究所)
脳や筋肉は電気を使って信号の伝達をしています。それではもしその信号を読み取れたら何が出来るようになるでしょうか?本コースでは、自分の身体から記録した信号を使ってロボットを動かす課題に挑戦してもらい、脳や身体がどう働いているのか、その信号をどう利用できるのかを一緒に考えます。
申し込み方法 事前予約制
参加をご希望の方は、上記の6コースの中から希望のコースを選び、下記のWebページ(QRコード)よりお申し込みください。全体講演のみの申込(Zoomオンラインのみ)も可能です。
申し込み受け付けは終了いたしました。
- ※
各コースとも定員になり次第締め切らせていただきます。
詳しい参加方法(アクセス方法)は、オンライン参加、対面参加ともに申し込まれた方にメールでお知らせします。
個人情報への取り組み
下記、個人情報への取り組みをご確認のうえ、同意する場合のみ申し込みをお願いします。
お問い合わせ
玉川大学脳科学研究所 奥村 哲
bc.event@tamagawa.ac.jp