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平成27年度 AP活動報告

(1) ティーチング・ポートフォリオの開発(4月~2月)

実績

平成26年度に検討したシステムの仕様を踏まえ、平成28年度運用開始に向けたシステムを開発した。

成果

ティーチング・ポートフォリオは、計画どおり2次開発が終了し、平成28年度運用開始に向けての準備を整えることができた。

(2) 学修支援を強化するための専門スタッフの雇用(4月~3月)

実績

学生の主体的な学びと学修時間の確保に向けて、ラーニング・コモンズに学修支援を強化するための専任教員2名、非常勤教員2名、事務補佐員4名(勤務形態の都合で4名となっているが、実質的には2名)を雇用した。

成果

ラーニング・コモンズに学修支援を強化するための専任教員2名、非常勤教員2名、事務補佐員4名(勤務形態の都合で4名となっているが、実質的には2名)を計画どおり配置し、アカデミック・スキルズや英語関係など1,272件の学生の相談や質問に対応することができた。

(3) 学修成果に関する卒業生調査の実施(11月~12月)

実績

本学が策定した教育目標と本事業によるラーニング・アウトカムの関係を中心にした卒業生調査を実施した。具体的には、大学で学んだこと・培ったスキル(社会人基礎力)と大学での授業やサークル、各種行事・活動との関係や大学で培ったスキル(社会人基礎力)の社会での活用状況についての調査である。

成果

学修成果に関する卒業生調査は、平成26年度の卒業生1,427名を対象に実施した。回収数は102名で回収率は低かったが、アクティブ・ラーニング方式の授業を受講した学生と比較するために、あえてアクティブ・ラーニング方式の授業をさほど受けていないと思われる卒業生の実状を把握することも目的としており、大学で学んだことや培ったスキル等について意見や実感を聴取することができた。

(4) 学修成果の確認と指導(10月~12月)

実績

学級担任が学生ポートフォリオをもとに、全学生との面談を行い、学修プロセスや能力に応じた指導を実施した。

成果

学級担任による学生との面談では、学生ポートフォリオの記載内容をもとに、学修目標や学修プロセス、一日のタイムマネジメント等について確認し、学生の学びを促進させることにつなげることができた。また、面談をとおして学修に関する定性データを収集することができた。

(5) アクティブ・ラーニング・ワークショップの開催(12月・2月)

実績

平成26年度に引き続き、アクティブ・ラーニングの実施促進と強化に向け、学内の全教員を対象とした「アクティブ・ラーニング・ワークショップ」を2回開催した。

成果

アクティブ・ラーニング・ワークショップを2回開催し、専任教員273名中、200名が参加した。今年度はワークショップに加え、各学部から2名、計16名の事例報告も行った。参加者からは、例年よりも具体的で活発な意見や感想が寄せられ、関心の強さを窺うことができた。

(6) ルーブリック・ワークショップの開催(2月)

実績

平成26年度に引き続き、学生の学修を促進する評価ツールであるルーブリックの作成と使用方法に関するワークショップを、全教員を対象として1回開催した。
なお、平成27年度は同じ内容で2回のワークショップを開催する予定であったが、1回目の参加者が少なかったため、1回目のワークショップの動画記録を配信することで2回目とした。

成果

ルーブリック・ワークショップを開催し、専任教員11名が参加した。参加者は少なかったが、実際にルーブリックをつくるというワークショップを通して、自分の勘違いや思い込みが訂正され、他の教員と情報交換できたことで、大変貴重な機会となったなど授業改善につながるような意見や感想が寄せられた。

(7) ティーチング・ポートフォリオ・ワークショップの開催

実績

ティーチング・ポートフォリオの運用を開始するにあたり、当初は大人数でのワークショップの開催を単純に考えていたが、情報収集するうちに考えの甘さに気づかされた。すなわち、ワークショップはメンター1人に対し、2名のメンティーという構成で進めないと効果が得られないということである。このため、他機関でのティーチング・ポートフォリオ・ワークショップに2名の教員を派遣し、まずは学内メンターを育成した。
次のステップとして、その学内メンターと外部のスーパーバイザーとでワークショップを開催する計画を立てたが、スーパーバイザーの都合により、日程を次年度に持ち越さざるを得なくなり、年度内は開催できなかった。

成果

ティーチング・ポートフォリオの運用について情報収集や検討をする段階で、当初計画していた多人数の集合的なワークショップでは、ティーチング・ポートフォリオの質を高めることが難しいと分かり、ワークショップの形態を見直すことになった。これらをとおして、ティーチング・ポートフォリオの本質的な機能と役割を理解することができた。
学内でのワークショップの開催には至らなかったが、ティーチング・ポートフォリオの学内メンターを2名育成することができた。

(8) アクティブ・ラーニングに関する教員調査の実施(3月)

実績

アクティブ・ラーニングの実施状況、内容、成果等について、学内の全教員を対象に調査を行った。今年度は調査用紙の見直しを行ったため、予想以上の時間を要し、集計・分析まではできなかった。このため、平成28年度に本調査の分析を行う予定である。

成果

アクティブ・ラーニングに関する教員調査は、これまでの調査票を見直し、より信憑性を高め、回答しやすくなるように工夫をした。

(9) シンポジウムの開催と報告書の発行(2月、3月)

実績

シンポジウムについては、本学が単独で開催することを計画していたが、他大学への波及効果や参加者の利便性を考慮し、長崎大学、大阪府立大学、玉川大学の国公私立3大学合同で本学において開催することとなった。
また、シンポジウムを含めた事業報告書を作成した。作成時期の関係により高等教育機関への事業報告書の配布は平成28年度に行う予定である。

成果

シンポジウムの参加者のアンケートからは、「一度で3大学の事例を聞くことができ有意義であった」、「具体的な取組報告があり、今後の参考となる部分が多かった。自己点検・独自のアンケートとの関係等、各大学の目的により柔軟に扱うことができることも参考となった」、「定期的に今回のような共通学生調査の活用事例の推移・意見交換の場を設けてほしい」など、多くの建設的な意見を聞くことができた。

(10) 外部評価の実施(3月)

実績

「教育再生加速事業評価委員会」において、平成27年度の事業実施内容や成果・課題、平成28年度事業実施計画等について評価を行った。

成果

平成27年度の事業実施内容について、課題や参考意見はあったものの、一定の評価を得ることができた。特に、アクティブ・ラーニングの手法研究・開発において、「授業の方法と成績・授業評価についての研究」をテーマとした学内共同研究を立ち上げ、教職員が協働して研究を進めたことに高い評価を得た。

(11) 学修成果の可視化に向けたジェネリックスキル測定テストの実施(2月~3月)

実績

全学部3年生のうち517名が、学校法人河合塾と株式会社リアセックが共同開発したPROG(Progress Report On Generic )テストを平成28年の2月~3月に受験した。
このテストは、ジェネリックスキルを「コンピテンシー」と「リテラシー」に大別し、具体的には対人基礎力・対自己基礎力・対課題基礎力といった行動実践力、そして情報収集力・情報分析力・課題発見力・構想力といった知識活用力について、現在社会で活躍しているリーダークラスのデータと比較し、客観的に測定するものである。

成果

テスト実施結果の全体集計データにより、「玉川大学生の全国学生平均に対するポジション」、「リテラシー総合の状況」、「コンピテンシー総合の状況」について、学生の傾向を把握することができた。
なお、本学では、学生ポートフォリオにおいて高次汎用能力の獲得を学修成果として自己評価させている。今後はこのテストによって得られた結果を学修成果の可視化に向けて、それぞれの自己評価と比較し、どの程度の相関があるのか等について分析する。

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